「なんで知らない人たちが?」喪主は長男のはずなのに…遺品まで持ち去り困惑
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自分の親や義理の両親についての体験談を紹介します。

相変わらず片付けは得意ではないけれど、母が亡くなって遺品整理を経験した今、“自分と家族のため”を意識して少しずつ片付けに取り組むようにしています。物を捨てるのに迷ったときには、インテリアコーディネーターの友人の「片付けとは、自分の決めた生き方に必要な物かどうかを見極める作業。結果的に物がたくさん残っても、今の自分が快適な生活を送るのに必要であればすぐに捨てる必要はない」という言葉を思い出すようにしています。
その考え方によって私にも少しばかりの心の余裕が生まれ、「今は必要だ」と感じるものを残す勇気と、「あまり必要でない」と感じるものを捨てる勇気が持てました。
まだまだ片付けは苦手ではあるけれど、少しずつコツコツと進めていきたいと思います。それが、いつか来るお別れの際に、「大切な人の物を捨てなくてはならない悲しみ」や「整理の大変さ」を自分の大切な人たちに味わわせないで済むことにもつながっていくのかなと思うのです。
数カ月前、“願わくば最後”となる引っ越しを終えました。4人家族の荷造りをするのは想像以上にストレスで、引っ越しが終わっても1カ月以上、必要最低限の段ボールしか開封していない状態に陥るほどでした。ただ今回の引っ越しは、常に母の遺品整理のことが念頭にあり、荷物を大量に処分する良い機会になりました。
まだまだ荷物が多すぎるわが家ですし、子どもたちはこれからも物を増やし続けるのだろうと思います。でも、家族のライフステージの変化に合わせ、家族も巻き込みながらコツコツと片付けを続けていこうと思う今日このごろです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト/山口がたこ
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