「無職だと貸付継続は難しい」社協から突然の連絡。44歳ひとり親が貯金切り崩す生活から脱却できた理由
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精神面での健康を考えて誰かとコミュニケーションを取りたいと思い、温泉やスーパー銭湯などの温浴施設に通い始めた私。通い始めてそこそこ年月がたちますが、温浴施設の中だけではなく、外でも会うような友人ができて楽しい毎日を送っています。
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当初、夕方から夜にかけて温浴施設に行きましたが、若者が主体でコミュニケーションの場としては不適切だと感じました。そこで平日の昼間に温浴施設に行くと、中高年ばかりの落ち着いた雰囲気だったので安心した私。ただ、いきなり誰かに話しかけるようなことはせず、何回か通って、話しかけてもよさそうな人を厳選することからスタートしました。もしも、無視されたり素っ気なくされたりされると、話しかける気持ちがしぼんでしまいそうだったからです。
しかし、じっくりと観察するという行為は、良い意味で無駄に終わりました。1人のおじいさん(私よりもずっとずっと上の年齢に見える)が、話しかけてくれたからです。それをきっかけに、おじいさんと仲の良い友人に話しかけてもらったり話しかけたりして、コミュニケーションの輪はどんどんと広がっていきました。現在は、温浴施設を訪れれば、誰かしらと話ができる状態となりました。
いろいろな方と会話をしていると、周りの方に「話しかけても良い人」と思ってもらえるようです。そうなると、知らない人に話しかけられるという出来事が起こるようになってきました。私の様子を見た上で、話しかけても大丈夫な人間だと思われるのは光栄なことだと思っています。
ただ、話しかけたいと思っている人は、実際話が好きな人が多いという印象です。そうなると、会話が長くなることもしばしばあります。現在は相手を不快にさせずに、キリの良いところで話を中断できる技を身に付けられるよう練習中です。
温浴施設にはいろいろありますが、値段を安く設定してくれているところが多いのがうれしいです。私が通っている料金が安い温浴施設では回数券が販売されていて、さらにお得に利用ができてハッピーです。
ただ、回数券には期限が設定されているのが常なので、それをオーバーしてしまって、残念な気分になったことも何度かあります。財布の中身を気にするなら、いつまで利用可能かしっかりチェックする必要がありそうです。
人と会話することは社会とつながっている実感が持て、精神面での健康にかなり良いと思いました。一回休むと「この間来なかったけど、どうしてた」などと声をかけられることもあり、うれしい限りです。ちなみに、身体面での健康への良い効果もしっかりとあって、すっかり寝付きが良くなりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
文/田中久
イラスト/サトウユカ
ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室
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