「自然に出ちゃう…」無意識での発言に思わず苦笑!家族に指摘され気付いたおばさん化現象【体験談】
休日、友人と近所のカフェでゆったり過ごしていたときのこと。あまりにも無意識に発してしまったその言葉に、われながら衝撃を受けたときのお話です。 ★関連記事 …
ウーマンカレンダー woman calendar
転倒して膝を強打し、人工膝関節手術をおこなった義母。頑張り屋の義母は、術後のリハビリにも積極的に取り組んでいました。しかし退院後、医師に「家でも横になって足を上げて休むように」と言われたにもかかわらず、昼間横になることに抵抗を覚える母は素直に応じず、そのせいでエコノミー症候群の危機が訪れるまでに……。義母の性格に寄り添った声掛けによって、うまく危機を回避した同居嫁の体験談です。
★関連記事:アルツハイマー型認知症の父が全身麻酔の手術を受けることに!気力を失っていく父を見守る娘のつらさ【体験談】
膝関節に痛みを抱えていた義母が、転倒して膝を強打し、入院して人工膝関節手術を受けることになりました。ちょうど新型コロナやインフルエンザなど感染症への対策で、面会は不可でしたが、義母はスマホのメッセージアプリが使えるので、手術後落ち着くと、リハビリから食事の内容まで入院生活の様子を毎日のように伝えてきました。
「今日から歩行器。自分でトイレに行ける。うれしいわぁ」
「食事は全部食べるようにしているよ。食べましたかって毎回聞かれるからね。今日も完食」
術後の痛みは少なく元気な様子のメッセージに、私もひと安心していました。しかし、時折、勝気な性分の義母が頑張り過ぎているのではと感じることも。
「いつも看護師さんに、リハビリの進みが早いと褒められたよ」
「毎朝一番にリハビリ室に行くようにしていたら、療法士さんから○○さんは優等生ですねと褒められたわ」
「同室のあの人は私より先に同じ手術したけれど寝てばかり。私、あの人には勝てそうやわ」
褒められ、優越感を覚え、義母のリハビリ熱は加速。通常のリハビリメニュー以外に、できる限り通路を歩き回る、夜中もベッドの上でマッサージをするなど我流のリハビリにも励んでいるようでした。
ただ病院内でもあるし、そう危険はないだろうと思い、私からは「ほどほどに頑張ってくださいね」とだけ返信していました。
入院から1カ月半後の退院時、義母が医師から受けたアドバイスは、「あまり頑張り過ぎないこと。ゆっくり休みを取りながらおこなってくださいね」というものでした。頑張りたい義母は不満そうな顔でしたが、私は適切なアドバイスだと感じました。言われなければきっと家に帰ってから義母は我流のリハビリに精を出していたはずです。
退院後の義母は、リハビリメニューの通り、つえを使いながらの短いウォーキングと部屋の片付けをする以外は、居間の座椅子でテレビを見て過ごしました。義母は「動けると思ったけれど、家に帰ると意外と動けないものねぇ」と、気を落としていました。そのころ、手術した足が紫色に腫れ、痛がることも度々ありました。
退院1週間後の診察で、医師は表情を曇らせました。
「手術した足の静脈が細くなっている。血栓ができやすい状態、いわゆるエコノミー症候群の可能性が高いですね。ちゃんと休んでいますか?」
義母は良くない状態だと告げられて、いら立ちました。
「先生に言われた通り休んでいますよ! これ以上どう休んだら良いのですか?」
「休むときは、横になって足を上げてください。足の下に何か添えて」
「じゃあ、座ってテレビを見るとき、足を何か台の上に置けば良いのね?」
「いいえ、心臓より足が高い位置でないと意味がない、必ず横になって寝てください」
そんなやりとりで、退院後1回目の診察が終わりました。
リハビリを頑張りたいのに「寝てください」と言われ、義母は困惑していました。「私はあまり寝ないんよ」と、寝る時間が短いことを自慢にしていた義母です。昼寝の習慣もなく、日中に横になることにとても抵抗があるようでした。座ってウトウトする姿も見せたくない人なのです。
「横になって休んでください」と言われても「私は平気だから」と聞く耳を持ってくれませんでした。しかしこのままではいつ血栓ができて命に関わるかわかりません。考えた末、言い方を変えて提案してみました。
「お義母さん、横になって足を上げた状態でおこなう運動の時間を作ってみたらどうですか? こんなふうにベッドに寝転んで、足の下に畳んだ布団を置いて、20分間、手指の運動をしましょう」
まず私が寝転んで実践。横になって、畳んだ布団の上に足を乗せた状態で、指のグーパー体操やゴムボールを握って見せました。
「運動になるかどうか試してみては?」
義母は「なるほどねぇ」とまんざらでもない表情。私は提案だけして、いったん外出しました。帰ると、すぐ義母が声を掛けてきました。
「試してみたら、足がラクになる感じだったわ。このごろ手指の力がなくなってきたのも気になっていたから、3時間おきぐらいにおこなってみようかしら?」
やった!と思いました。
「寝る」という言葉を使わず、「運動」という言葉を入れたことで、義母のやる気にマッチしたようです。
足の腫れも治まり、次の診察時には医師から「上等! 良い状態になりました」とのお言葉をいただきました。
「先生の言いつけをきちんと守って、毎日3時間おきに必ず足を上げる運動をしているんですよ、私」
義母は優等生に戻れた気分なのか、誇らしげに話していました。症状に応じたリハビリと、高齢者本人の気持ちや個性に寄り沿うような言葉掛けが大切だと感じた体験でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
★関連記事:「老後の年金、本当にもらえる?」収入の柱を増やして将来の不安をノックアウト【体験談】
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
インスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガ。 アラフィフのおーちゃんには、70代と80代の両親がいます。そんな両親は夫婦として58年間...
続きを読む夫と娘と3人暮らしをしている私は、パートとして働きながら家事や子育てに追われています。そんなある日、私の人生を大きく変える1本の電話がかかってきて……。 ★関連記事:「貧乏人はダメ...
続きを読む私は長年ワンオペで義母を介護してきました。負担が大きいと何度も夫に相談しましたが、彼は無関心。協力してくれたことはありませんでした。そうして10年が過ぎたある日、義母が他界。「母さ...
続きを読む家族旅行をすることになった私たち家族。しかし旅行当日、義母は出発時間を偽り、私だけ置いて旅立ってしまいました。「あなたは留守番に決まっているでしょ」と意気揚々とメッセージをしてきた...
続きを読む私は会社員をしています。家庭の都合で中学卒業後すぐに働き始めましたが、真面目に努力したかいがあり、最近転職して今の会社に入社しました。上司も先輩も皆良い人なのですが、ただひとり、学...
続きを読む休日、友人と近所のカフェでゆったり過ごしていたときのこと。あまりにも無意識に発してしまったその言葉に、われながら衝撃を受けたときのお話です。 ★関連記事 …
10年ほど前のある日、急に右上の奥歯がうずくように痛みだし、近所の歯医者へ駆け込みました。医師によると、歯周病がだいぶ進行しているとのこと。歯周病とは、 …
先日、友人の結婚式に参列したときのことです。華やかな雰囲気に包まれた披露宴で、友人がとても幸せそうに見えたので、私まで胸がいっぱいになっていました。そん …
私は昔から絵を描くのが好きで、夢をかなえて現在はデザイン会社に勤務中。仕事にやりがいを感じ、お客さまを喜ばせるため毎日頑張っています。小規模な会社ですが …
55歳からマンガを描き始めたナランフジコさんによる、熟年夫婦の生活を描いたマンガ。 夫に、何度もWi-Fiの説明をしているフジコさん。こんな調子の夫が、 …
私は、いろいろなことを全力でやっていきたいと思っているのですが、自分自身が40代になり、仕事も育児も家事も全力でやっていると、疲れてしまうことに気が付き …
定期的におこなわれる保育園、幼稚園の参観日や親睦会、小学校のPTAなどに、皆さんはどんな服装で出かけますか? 私は気合を入れ過ぎて大失敗をしたことがあり …
職場で私は、とても尊敬している所長に対してある深刻な悩みを抱えていました。悩みを打ち明けるのも難しく、どうにか改善できないかとずっと考え続けていました。 …