「お父さんが先に逝ってね」義実家での団らん中、義父に向けられたひと言に耳を疑った理由
家族が集まる場で夫や義姉、義母が放った言葉に、思わず耳を疑ってしまいました。冗談のつもりだったのかもしれませんが、言われた義父を思うと胸がざわつきました …
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学生時代、父方、母方の両方の祖父が介護の必要な状態になりました。そのとき私はちょうど大学2年から3年くらい。実家で生活していましたが、遠方に住む親戚の家に何度も足を運んだことを覚えています。
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私は大学での専攻が福祉でしたが、それ以前までは介護の問題や地域福祉などの分野についてあまり知らず、自分とは関係ないのではないかと思っていました。小中学生のときに道徳の授業や人権教育でなんとなく理解したつもりにはなっていたのかもしれませんが、それが具体的にどういうものなのかを考え直す機会がありませんでした。
しかし、自分が大学3年だった夏と冬くらいに、父方、母方の祖父がどちらとも介護が必要な状況になり、介護について初めて身近に感じるきっかけになりました。
私の父は大学で働く教員なので、私が小さかったころから転勤族で核家族というような状況でした。そのため、親の実家やいとこの家など、親戚の家に帰省するのは、お盆や正月など長期休暇を利用したタイミングです。県外へ車で出かけ、休み明けには戻って来るという生活でした。母方の実家では叔父やいとこが残っていたので助かっていましたが、父方の実家は祖母と2人暮らしだったため、両親の負担もあったのは事実です。
介護の主な対応は、基本的に両親や親戚がやってくれていましたが、私もたまにいとこたちと一緒に手伝うことがありました。また、地方から都市部へ車で移動するため、時間的にも心理的にもハードです。私は何度か慣れない運転を交代したり、学校を欠席したりしたこともありました。
そんな、小さかったときから自分たちをかわいがってくれた祖父2人が介護施設に入ることになり、その年に亡くなってしまったので、とても動揺したことを覚えています。
祖父の介護を通じて、印象的だったのは介護に関わる施設で勤務する職員の方や、介護の当事者の方など、周囲で見ている人たちが親切に声をかけてくれたことです。
大学の講義などでは、福祉の歴史や理論、支援機関の名前などを頭で理解しているつもりになっていました。しかし実際の現場では、仕事だけでなくさまざまな立場の人が協力して精神的なサポートをしてくださっていることがわかりました。
私の家庭は経済的に困窮していたというわけではなかったものの、家族の介護にはいろいろな人たちからの援助が必要だったし、ありがたみを感じています。今では祖父との思い出を懐かしく振り返ることができるようになりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
文/田中れい子
ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室
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