脳梗塞になるまで放置していた高血圧。心の声を反映するかのような血圧変動の怖さに衝撃
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女性は体の中で熱を作る筋肉量が少ないため、手足の冷えを感じやすいことは、看護師の知識として知っていました。私も20代から手足の冷えを感じて、特に冬は一旦手足が冷えると数時間寝付けないこともざらでした。でも、困ったのが40歳を過ぎてからの冷え。今までのように手足を温めるだけでは、なかなか解消されなくなったのです。私がプレ更年期から感じた手足の冷え対策について紹介します。
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「手足の冷えが強くなったかも……」と気付いたのはちょうど40歳を過ぎたころです。当時は病院に勤務していましたが、特に病棟の廊下が冷える冬場はちょっと廊下で患者さんと話すだけでも、手足が冷たくなりました。その後すぐにパソコンで記録を入力しようとしても、手がかじかんでしまい、なかなか仕事がはかどりません。またひんやり冷えた手で患者さんの検温をするのも気が引けてしまいます。
そのため、いつも白衣のポケットに使い捨てカイロを入れて仕事をするようになったくらいです。足裏にもカイロを貼って対策をしてみましたが、手足の芯まで温かくなることはありませんでした。
40歳からの手足の冷えが強くなってから一番困ったのが夜の睡眠です。手足が一度冷え切ってしまうと睡眠に入るまでどうしても時間がかかってしまうのです。「明日は仕事があるから早く寝よう」と思って布団に入りますが、手足を温めようとゴロゴロしているうちに、気付いたら1時間経過していたことも。
特に寒い季節はそんなことが続くと、次第に睡眠時間が不足していき、仕事の集中力も落ちることもありました。とりあえずこれではいけないと思い、寝る前に入浴し体を温める、電気毛布を使うなどで対処してきました。
プレ更年期の1つに手足の冷えが強くなることがあるのを知ったのは、あるサイトを検索したときでした。看護師なので年齢による心身の変化は知っていたつもりだったのに、プレ更年期があることや、そこで見られる症状に自分が当てはまることに全然考えが及んでいませんでした。
手足の冷えが強くなったのはプレ更年期の1つの症状かもしれないと思ってからは、手足の冷えを和らげる対策として何が一番有効なのかを考えました。その結果、私は運動する時間を増やし筋肉量を増やすことに。
筋肉は熱を作るので、単純に体に付く筋肉量が多くなれば代謝も良くなって熱を作り、体を温めることにもつながると考えました。気軽にできる運動はないかと考えて始めたのが、朝のウォーキングです。これまで運動の習慣はあまりなかったのですが、初めは15分からスタートし、それから少しずつ時間を伸ばして今では1時間程度のウォーキングを毎日続けています。
半年もたったころでしょうか。毎日のウォーキングのおかげで次第に体全体が引き締まり、足腰を中心に筋肉が付いてきたのを実感するようになりました。これまでは、日中どうしても手足が温まらないときは、熱めのお湯を入れた洗面器に手足を入れて温める「足浴」や「手浴」をして冷えを解消していたこともありました。しかし、運動を始めて筋力が付いてくると、カイロや手袋などを使ってちょっと温めさえすれば、それほど冷えは続かなくなりました。
「手足の冷えはいつものことだから」と思って放置していたら、ますます冷えは強くなりそのまま更年期に入っていったと思います。手足の冷えはプレ更年期の1つと捉えて早めに対処したからこそ、運動の習慣も身につき、その結果筋肉が付いて手足の冷えもだいぶ治ってきたのだと実感しています。これからも更年期に備えて、できる限り対策は取っていきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック院長)
日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
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