「無職だと貸付継続は難しい」社協から突然の連絡。44歳ひとり親が貯金切り崩す生活から脱却できた理由
44歳のとき体調を崩し、10年間勤めていた会社を退職しました。わが家はひとり親家庭のため、生活するにはなるべく早く正社員として再就職することが必須です。 …
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ランニングが趣味の夫は、目標を持ったほうが継続しやすいと言い、年に何回か地元や県外で開催されるマラソン大会へ参加していました。夫が41歳を迎えた11月のある日、マラソン大会からの帰宅途中、夫は右肩に痛みを感じたそう。この痛みこそが、すべての始まりでした。これは、四十肩だと思っていた肩の痛みが、実は聞いたことのない病気だった出来事です。
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現在42歳の夫は週に3回朝5時に起きて、近所をランニングするのが趣味。好きな音楽を聴きながら走ることだけに集中している時間や、誰もいない朝のシンと静まり返った道を走ることが好きだと言います。そして、目標を掲げたほうがやる気も出て続けやすいと言い、年に数回、地元や県外のマラソン大会に応募しフルマラソンへ出場していました。
夫が41歳を迎えた11月の終わり、この日も夫は県外のマラソン大会へ出場。無事フルマラソンを完走して帰宅するために電車に乗りました。持っていたボストンバッグを網棚へ載せようと両腕で持ち上げた途端、夫の右肩に急な激痛が走ったそう! そのときは「気のせいかな?」と思い、腕を上げ下げしたり回したりして確認したそうですが、どうにもこうにも痛かったのだそうです。
しかし夫は「マラソン大会に出場して、肩に痛みが出るものかな?」と違和感を覚えつつ、「もう年だし……四十肩かもしれない」と勝手に思い込むことにしたそうです。そうと決まったら対処せねば! と、すぐにスマホを手に持ちYouTubeで「肩関節ほぐし」と検索し、ストレッチ方法をチェック。夫は乗車中にもかかわらず、人目を気にすることなく右肩をストレッチして、その場をやり過ごしたんだそうです。
翌朝夫が目覚めると、昨晩よりもさらに痛みが増していたよう。スーツもまともに着替えられず、右腕を動かしただけで激痛が走る始末でした。会社で毎朝おこなわれるラジオ体操でも、腕が痛すぎていつも通りに体操できなかったと言います。
夫が「四十肩ってこんなに痛いの?」と思っていた矢先、会社の先輩から「四十肩は下手に動かし過ぎないほうがいいよ。湿布薬を貼っておとなしくしているのが1番」と言われたそう。夫は年上の先輩からのアドバイスに妙に納得。その日は腕をあまり動かさないよう意識しながら1日を終え帰宅したんだそうです。
しかし次の日、あまりにも右肩が痛むため、夫は再びスマホで症状を検索。四十肩について詳しく調べてみたところ、「急性期の四十肩は動いても動いていなくても痛い」といった内容が書いてあったと言うのです。しかし夫の場合は、右肩を動かしたときだけ痛みを感じ、動かさない限りは痛みを感じなかったのだそう。
そのことから夫は「もしかして四十肩じゃないかもしれない。四十肩じゃないならなんだろう? 大きな病気だったらどうしよう」と不安が募り、いよいよ整形外科を受診したのです。
夫が早速かかりつけの整形外科を受診し症状を説明したところ、X線検査と超音波(エコー)検査を実施。先生の口から発せられたのは「石灰性腱炎(せっかいせいけんえん)」という病名でした。今までに聞いたことのない、人生で初めて聞く病名に、夫もぼう然としてしまったそう。
調べたところ石灰性腱炎は、40~50歳の女性に発症しやすいことが特長で、肩腱板の周りに石灰がたまることによって、急性的な炎症が起こるようです。濃厚なミルク状の石灰が時間の経過とともに硬くなっていき、たまってくるとさらに痛みが増すとのこと。「石灰沈着性腱板炎(せっかいちんちゃくせいけんばんえん)」が正式名称のようです。
夫は先生から「相当痛かったでしょう。これは我慢できる痛みではないからね。放置していても治らないんだよ」と言われたそうで、「受診してよかった……」と心から安堵したそうです。先生によると、石灰性腱炎になる原因は十分にわかっていないのだとか。「フルマラソンに出て体のバランスが悪くなっていたのかな」と言われたんだそう。
治療としては、鎮静剤と抗炎症作用のある塗り薬が処方され、痛みが引くまで激しく動かさないよう注意されました。特に指示されたわけではないですが、右肩が治るまでの間は念のため禁酒し健康的な生活を意識。1週間ほどすると、あれだけ痛かった右肩の炎症は落ち着いたようで、夫もようやく通常生活に戻れたのでした。
夫が42歳になった現在でも、完全に右肩の痛みがなくなったわけではないようです。しかし、普段通りの生活が送れているのでヨシと言っています。ルーティンのランニングも復活し、フルマラソン完走へ向けて意欲的に取り組んでいるところです。夫はこれまで下半身を重点的にストレッチしていましたが、最近では肩回りも意識しておこなっています。再発の恐れがあるかどうかはわかりませんが、夫はもう二度とあの痛みを味わいたくないと言い、ストレッチを継続して頑張っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)
整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)。
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