仕事人間だった義母が一変、孫にフィーバーに!義母の突然の決断に戸惑う家族
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当時の私は仕事が忙しく、疲労によるめまいだと思い込んでいました。あまりに長引くので病院を受診したところ、思いも寄らない病気が判明して驚きました。どのような症状で何の病気だったのか、私の体験からお話しします。
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初めて症状に気付いたのは、就寝するときでした。ベッドに入りあお向けになると、天井がぐるぐる回っています。ベッドで上半身を倒したときに天井が回って見えるのは、数日続きました。就寝時だけなので「疲れているんだろうな」と思っていましたが、どうもそうではありません。めまいは次第にひどくなり、日中でも起こるようになったのです。
そればかりか、日に日にひどくなっていきます。パソコンに向かっているとき、洗濯物を干すとき、椅子から立ち上がるときなど、少し頭を上げたり下げたりするだけで目が回ります。そして、とうとう真っすぐ歩くことすら困難な状態になりました。
耳鼻科を受診したところ「良性発作性頭位めまい症(りょうせいほっさせいとういめまいしょう)」という病名を告げられました。一定期間めまいの症状が続く病気で、発作が起こる間隔や期間は人それぞれに違うという説明を受けました。実は、その十数年前も同じ症状に襲われたことがある私は、そのときのことを医師に伝えました。そして「恐らく、あなたの場合は発作が10〜13年おきなのだと思います」と、説明されたのです。
当時、完治させる方法は確立されていないという説明も受けています。ただ、幸い発作が起こる間隔が長いことと、症状を抑える漢方薬のおかげで安心できました。人によっては、数カ月おきに発作が出る人もいるそうで、一生付き合っていく病気とのことです。
病名が告げられたときに処方されたのは、「苓桂朮甘湯 (りょうけいじゅつかんとう)」という漢方薬でした。実は、十数年前にめまいが起こったときも同じ漢方薬を飲んでいます。当時住んでいた家の近所に漢方専門の薬局があり、そこで相談して処方されたものです。おかげで早めに症状が治まっていたこともわかりました。
耳鼻科を受診したときは疲労ばかり疑っていてやや長引きましたが、処方された漢方薬で2週間ほどで落ち着きました。この先もめまいが起こりそうな時期を迎えたら、忘れずに処方してもらうつもりです。
単なる疲れや一時的な体調不良だと思っても、実際は意外な病気が隠れていることもあります。自己判断で的外れな健康管理をせず、おかしいと感じたときは早めに受診するのが一番だと感じました。めまいの場合は、転倒してけがをするなどの危険もあるため、特に注意したいものです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)
日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2007年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。「宇都宮スリープセンター」を併設し睡眠医療にも携わる。テレビやラジオなどメディアでも、いろいろなジャンルにおいて医療情報を発信。著書に『専門医が教える鼻と睡眠の深い関係 鼻スッキリで夜ぐっすり』(クロスメディア・パブリッシング)があり、Amazonのカテゴリー7つで1位を獲得。
著者:中村律子/40代女性・会社員
イラスト/マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)
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