- 2025.12.07
- スカッと体験談,
「盗まれた!?」フリマに並んだ見覚えのある野菜…家族総出で挑んだ真相究明の行方
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52歳になる私は、夫と2人の暮らしの専業主婦です。ひとり息子は、国内でも偏差値トップクラスの大学を卒業して有名企業に就職。私たちに一軒家をプレゼントしてくれるほどの孝行者に育ってくれました。そんな息子がこのたび、ご縁に恵まれて結婚する運びとなったのですが……。
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息子のお相手は、お父様が大会社の社長さん。とても育ちの良いお嬢さんだからか、金銭感覚がセレブ思考のようで、式場を超高級ホテルにし、タワマンの最上階を購入予定なのだとか。高給取りながら、私に似て節約家で質素な息子とウマが合うのか心配でしたが、自分がお父様の会社で働いた貯金から資金を出すと言うので、息子も了承した様子。
初めての顔合わせでは、「息子さんが立派ですてきなのは、お母様がそうだからですね!」と私に対してもにこやかでした。
ただ1つ、心配だったのは、彼女がやたら学歴にこだわるタイプだと息子が言っていたこと。実は私は、実家が貧しく、高校に通うことができなかったのです。とはいえ、息子は立派な一流大学卒ですし、聞かれてもいないのにあえて母親の学歴を伝える必要もないと考えていました。
ところが結婚式当日……。とんでもないアクシデントが起こりました。私が、式に招待されていた兄や妹と昔の苦労話に花を咲かせていたのを聞かれてしまったのです。
「え……? お義母さん、高校に行っていない? 中卒ってことですか?」
私は、タイミングが良くなかったと思いつつ、隠すのもおかしいと「ええ、そうですよ」と返答。すると彼女は、「中卒なんかが義母だって、皆に知られたら私の格が下がる……私をだましたのね!」といきなり怒り出しました。
おまけに、「この私の結婚式に低学歴が参列? 恥ずかしい。中卒の義母は帰って! 叔父さんや叔母さんもよ、どうせあんたらも中卒なんでしょ!」とわめいたのです。
私たちは深いため息をつき、ウェディング姿の新婦にこう言いました。
「わかりました。帰ります」
ふんぞり返る新婦。しかしそのとき、黙って聞いていた息子が口を開きました。「俺も帰るよ」。
彼女は「何であなたまで? 新郎がいなくちゃ式は……」と慌てた様子でしたが、息子は冷静に宣言しました。「君が学歴を気にするのは知っていたけど、ここまでとは。自分の大事な母親に『中卒だから帰れ』って言う人間と結婚式なんて挙げられるか」
そして、披露宴会場に入るとマイクを握り、包み隠さず事情を説明。式を取りやめてご祝儀を払い戻すと謝罪したのです。
事態を悟った参列者は全員、私と息子の味方になってくれました。こちらの親族はもちろん、新婦のご両親やその招待客まで、「それはあり得ない言い草だ」「非常識極まりない」「人として信じられない」と、新婦を白い目で見ながら、全員会場を後にしたのです。
その後、本性を知られた彼女は周囲の人から煙たがられているのだとか。なりふり構わず新しい出会いを求めていろいろなところに出没しているようですが、やはり本人の性格に難ありといったところでしょう。一方の息子は、「結婚前にわかってよかった」と後悔ゼロの様子。親孝行をしながら、仕事に趣味に没頭し、いつかすてきな人と出会えるとスッキリした表情なので、私も胸をなで下ろしています。
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学歴を気にすること自体は、別に悪いことではないかもしれません。しかし、学歴を理由に義母を見下し、結婚式から追い出そうとするとは言語道断でしょう。参列者全員があきれて帰ってしまったのも当然ですよね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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