「解禁だ!」産院から帰宅。赤ちゃんのお世話で限界の私に夫がひと言。無邪気な夫に願うことは
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50歳を過ぎたころから、膝の痛みや体のだるさなど、さまざまな不調が続いていました。そんな中、あるときから背中の右半分だけに強い痛みが出るようになったのです。
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最初は「そのうち治るだろう」と思い、しばらく様子を見ていました。しかし、背中の痛みは一向に治まらず、むしろどんどん強くなっていきました。
しまいには、どの体勢になっても痛みが治まらず、一睡もできない日々が続き、体力がどんどん奪われていきました。ネットで症状を調べると、「背中の片側にのみ痛みが出る場合は肺や内臓の病気、特にがんの可能性もある」といった情報を目にしてしまい、不安が募るばかりでした。そうして半年ほど我慢した末に、ようやく重い腰を上げて病院を受診する決心をしました。
まずは、普段からお世話になっている地域の個人病院を受診しました。しかし、そこにはエックス線やCTなどの検査機器がなかったため、紹介状を書いていただき、大きな病院で詳しい検査を受けることになりました。個人病院の先生が事前に連絡を入れてくださっていたおかげで、到着後すぐに尿検査・血液検査・エックス線・CT検査とスムーズに進みました。そして、その日のうちに結果を聞くことができたのです。
「もしかして、がんだったら……」とドキドキしながら医師の説明を受けましたが、告げられた診断名は意外なものでした。
「五十肩ですね」
思わず「えっ、五十肩……?」と声が出てしまいました。私の周りにも五十肩になった人はいましたが、皆そろって「腕が上がらない」「肩が痛い」と話していて、背中に激痛が出るという話は一度も聞いたことがなかったのです。
私の場合は、腕や肩の痛みよりも背中の右半分の激痛があまりに強く、腕や肩の症状に気付いていなかったのだと思います。振り返れば、半年間も我慢し続けていた背中の痛みは、まさか五十肩によるものだったとは夢にも思いませんでした。
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