「また同じ服…」服選びが試練だった私。「清潔感で十分」思考を卒業したワケ【体験談】
目次 1. 「清潔」であればいいと思っていた 2. 結局、疲れて妥協してしまう 3. そして同じ失敗を繰り返す… 4. まとめ そして同じ失敗を繰り返す …
ウーマンカレンダー woman calendar
そしてまたその1年後、事件が起こります。ある暑い夏の日、とても暑さに耐え切れず、いつもはくレギンスをはかずに膝丈のワンピースを着て外出しました。外を歩くだけで灼熱の太陽が照りつけます。子どもは自転車に乗りながら、私は歩きながら近所に買い物に出かけました。
「信号が変わる前に渡ろう」と言って青信号を渡ろうとしたときです。バン! なのかドン! なのかザザザ! なのか効果音で表すと何がふさわしいかわからないのですが(実際にはそんなに大きな音は出ていないと思います)、私は足をとられて転んでしまいました。どうやら子どもの自転車とぶつかって転んだようなのです。気付いたら地面に横たわっていました。夏の直射日光の下のアスファルトがこんなに熱いんだと思ったことが記憶に残っています。
いつまでも横たわっている私に、子どもが早く起きてというのですが、起き上がれないのです。上半身は起き上がれるのですが、足に力が入りません。左方向に膝を地面にたたきつけるように転んだようで、左膝がすりむけて血が出ています。また、左肩にもすり傷があり、口の中にも違和感がありました。前歯が欠けてしまっていたのです。その後救急車で運ばれた私は、膝の骨折と診断され、手術を受けることになりました。このとき妊娠6カ月でした。
膝のお皿(膝蓋骨・しつがいこつ)の骨折により、妊娠中にもかかわらず全身麻酔の手術をすることになってしまいました。一番つらかったのは、妊娠中のため鎮痛剤を使わずに痛みに耐えなければいけなかったことです。翌日にすぐ手術ができたので実質ひと晩の我慢で済みましたが、痛みに耐えながら病室の窓から見た夜明けを忘れることがないでしょう。どんなときも明けない夜はないのだと、その後の人生観を変える体験ができたことは感謝すべきことかもしれません。
その後、手術は無事成功し、胎児には影響なく元気な子を出産できました。それ以来もう何年もけがをすることなく元気に暮らしています。本当にあの3年間は何だったのだろうと今でも思いますし、「あのとき履き慣れたやわらかいスニーカーをはいていれば」とか、「あのときワンピースの下に暑くてもレギンスをはいて直接膝が地面に当たらないようにしていれば」など、しばらく後悔していました。しかし、いくら考えても起こったことは変わりませんので、これからは自分の体をさらにいたわり、歩ける、動けることのありがたみをかみしめて生活していこうと前向きに考えるようにしています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)
整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)。
著者:月丘莉子/やんちゃな男子2人の育児中の40代。30代になってから不調が続き、体と心の健康に興味を持つ。何気ない日々にも感謝の心を忘れずに過ごそうと思います。
イラスト/マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
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