「あなたの親のしつけは!」育児方針の違いが「親の悪口」に発展。夫婦の会話が消えた日
目次 1. すれ違いの始まり 2. 「親の話」を持ち出したことで深まった溝 3. 同じ家で過ごす今の距離感 4. まとめ 同じ家で過ごす今の距離感 今は …
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自分の親や義理の両親についての体験談を紹介します。
義父はおとなしい性格の人で、義母が仕切るのに任せているようでした。つまり、この家は何事も義母を中心にしておけば平和。私もいつしかこまごま異論を言って波風立てるより、極力笑って従って済ませようと思うようになりました。
周囲からは、嫁姑一緒にうまくいっている家、私は「良いお嫁さん」と見られていて、義母もそのことには満足な様子でした。
そんな中、子どもたちが小学校に通うようになると、少子化の進む片田舎の小さな学校のこと、PTAの役員が毎年のように割り振られ、私にも出番が増えました。部長、副会長などの肩書きを得て人前で話す機会が増えました。また、パート先でも正規の営業職員へと配置変えがあり、私は外に出て話す場面が多くなりました。思い返すと、このころから少しずつ義母から複雑な視線を送られるようになった気がします。
「大学出ていると人前で話すのも平気やね、すごい度胸やね」とよく言われました。また、「あんたと違って、私は色黒だからねぇ。農作業で手もゴワゴワ。人様には見せられん」とか、「もし離婚とかになっても、子どもたちは連れて行かないと約束して」などなど。返事に困って苦笑いで応じていました。
ついに子どもたちが成人し、私も50代を迎えました。義母も80代。私としては25年間なんとか穏やかに過ごしてこられたかなという感覚でいました。
しかし、先日。本当に何げないことですが、野菜炒めを作って、一緒に義父母と食べ始めたときのことです。食べ始めた直後、義母が「不公平なんだけど?」と皿を突き出してきました。中に入っている肉が少ないと、かなりのご立腹です。
私自身、私がよそった皿の中身を義母が毎回そっと混ぜ返しながら中身を確認するのを知っていましたので、日ごろから平等配分に気を付けるようにしていました。この日も、偏りがないように配膳したつもりでしたが、義母の目は私の皿に向けられていました。義母がダイエットのため脂身をよけるのを知っていたので、除いた分を私の皿に乗せていたのが、裏目に出たようです。
「すみませんでした。でもこれは、……」とすぐに謝り説明しようとしましたが、義母は聞いてくれず、自分の皿の肉をテーブルの上へ次々と放り出し、「ずっと、知ってたんよ! あんたがこっそり私を差別しよったこと。わからんとでも思った? ばかにするのもいいかげんにして!」と言い放ちました。
義母の言葉に、正直、ぼう然としました。気をつかっていたつもりで、何事も平和に済ませようと合わせてきた結果がこれなのか?と思いました。私の対応は間違いだったのかと力が抜けました。同時に、それが「肉問題」として表れたことが少しおかしくもありました。
義母も高齢なので心のコントロールが難しくなってきたのかもしれません。ただ、勢いで口に出ただけの言葉だったとしても、義母が私を良く思っていないのは事実。義母に合わせてきた私の態度にどこかにうさん臭さを嗅ぎ取っていたのかもしれません。
それならもう無理して合わせて「良いお嫁さん」をしても無駄、どうせ良くは思われないのだから開き直ろうと思い、少しスッキリした気持ちになりました。その後一緒に過ごす時間を減らし距離を取りつつ、とりあえず平穏な同居生活が続けています。でもこの先、義母の介護や特に金銭の管理などは、夫と義妹に任せようと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:森原 あさみ/50代女性。平日はお勤め、週末は農業。夫、子ども、義父母と暮らしている。多忙でも趣味やスポーツの時間はなるべくキープ。育児、介護、町の行く末までいろいろ気になる。
マンガ/きびのあやとら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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