- 2025.07.07
- 30代, 友だちはマウント女子, アラフォー,
「婚約者の方ですよね」友人にウソがバレた!元カレの出現で窮地に #友だちはマウント女子 49
2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と暮らしていました。ある日、大学 …
ウーマンカレンダー woman calendar
アラフィフになり、めっきりカタカナ言葉がわからなくなってきましたが、最近、心に引っかかった言葉に「レジリエンス」があります。知れば知るほど、これは更年期を生き抜くために大切な力ではないかと実感しています。どんな意味なのか、レジリエンスを高めるために私がしていることをお伝えします。
レジリエンスとは元々物理学で使われていた用語。調べてみたところ、物体に力が加わると変形しますが、どのくらい変形したまま耐えることができるのか、もしくはその力を除くと元の形に戻れるかを示すだそうです。例えばボールをギュッと握ったとき形が変わりますが、離すと元に戻ります。この変形と元に戻る力がレジリエンスです。そのため、弾力性、回復力などと呼ばれることがありますが、両方兼ねそろえている力であるため、日本でも「レジリエンス」で表現されているようです。
レジリエンスは分野によっていろいろな使われ方をしていて、明確な定義はないようなのですが、私は“困難な状況にあっても柔軟に適応し、生き延びる力”というような意味があるように思いました。最初はいい言葉だな程度にしか思っていなかったのですが、令和2年1月に実施された最後の大学入試センター試験の国語にレジリエンスが出題され、新聞で何気なく読んだのですがガッツリ心に刺さったのでした。出典元は河野哲也氏の『境界の現象学: 始原の海から流体の存在論へ』 (筑摩選書) で、「レジリエンスとは、自己ニーズを充足し、生活の基本的条件を維持するために、個人が持たなければならない最低限の回復力である」「脆弱性は、レジリエンスを保つための積極的な価値となる」と書いてあり、ダメなこと、弱いことを受け入れていいんだ、これが生きる力になるんだと思ったのです。
更年期に突入し、真冬でも満員電車に乗ると噴き出す汗、腰椎椎間板ヘルニアで痛みを抱えたままの足腰、老眼もかなり進んで……。6と8の区別がつかないばかりか、「ベンチ」とスマホで打ったつもりが「ペンチ」になっていても気付かない。ハンドクリームを買ったつもりが、同じデザインのパッケージの洗顔剤! それを電車で必死こいて塗っていたら泡立ってきてびっくり! 一見すると笑い話になりますが、実際それをしでかしている本人は何をやっているんだと悔しく思うこともあります。
次々と襲ってくるマイナス的な出来事やネガティブな感情。生来“なんとかなる”“トライアンドエラー”と楽観的で前向き思考の私でも、体もメンタルもズタボロになることがあります。そんなときに出合った「脆弱性は、レジリエンスを保つための積極的な価値となる」、すなわち「脆弱性とは、変化や刺激に対する敏感さを意味しており、(中略)環境の不規則な変化や撹乱、悪化にいち早く気づけるからである」という言葉にスッと気持ちがラクに。弱った心と体は変化を捉えるセンサーなんだと受け止められるようになりました。
バブルを経験した私。頑張ればなんとかなる、しっかりやり遂げれば成果が出るということを体験してきました。なので、仕事も家事もプライベートも何も手放せない、手放したくないという思いが。とはいえ、心と体の劣化は否めない。いろいろしようとしてもできないという理想と現実のギャップをひしひしと感じています。そんなときに巡り合ったレジリエンスという考え方。更年期にピッタリだなぁと。弱さを受け入れることが強みになる。“災い転じで福となす”ですね。ダメなものはダメなままでいい、できないことを受け入れていい。そう考えることで、不定愁訴てんこ盛りの更年期をやり切れるかもと思いました。
そこで、考え方だけでなく、家人がうるさく言わないことも幸いして、家事の手抜きをさらに実践。掃除機をかける本格的な掃除は月1度。苦手なアイロンがけもカーディガンや背広、ブレザーを着る場合は、人から見える袖と首、胸元だけに。1週間分まとめてしていた買い物は、足りないもの・必要なものをその日その日で買うスタイルへ。買い物の頻度とおそらく食費は増えたけど、1回で買う量は確実に減り、義務感にかられてしていた買い物が気分転換のためのものになりました。今までの生活で決めていたマイルールのなかで手放せるものは手放しながら、心と体に負担なく、暮らしていく術をこれからも実践していきたいと思います。
新聞で何気なく読んだ大学入試センター試験の問題でレジリエンスの考え方に触れて、更年期との付き合いが少しラクになりました。変化を受け入れながら柔軟に生きていく。まだまだそこまで達観できていないときもありますが、それもまたネタにして書けばいい。自分を甘やかしながら、ゆるゆると過ごしていきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
2児の母のはたりさんによる、保育園で遭遇した体験談を描いたマンガ。バリキャリのすーちゃんママはいつも忙しそうですが、身だしなみは完璧。その夫から、彼女と比較され身だしなみや家事のや...
続きを読む2児の母のはたりさんによる、保育園で遭遇した体験談を描いたマンガ。すーちゃんママはバリキャリで、いつも身だしなみが完璧。その夫は、はたりさんことチロちゃんママたちの身なりや家事の仕...
続きを読む2児の母のはたりさんによる、保育園で遭遇した体験談を描いたマンガ。バリキャリでいつも完璧なすーちゃんママ。その夫は、保育園のママたちの身だしなみに口を出し、化粧もマナーの1つなどと...
続きを読む2児の母のはたりさんによる、保育園で遭遇した体験談を描いたマンガ。身なりや言動などがいつも完璧なすーちゃんママ。その夫は何度も、はたりさんことチロちゃんママたちに「妻の完璧マウント...
続きを読む私は大企業をクライアントに持つ経営コンサルティング会社に勤務中。仕事が大好きな35歳です。両親と弟と4人で暮らしていますが、父と弟も私以上に仕事人間です。皆が仕事にまい進していたあ...
続きを読む2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と暮らしていました。ある日、大学 …
母の訃報を受け、私は地元の東北地方へ帰省することになりました。葬式に参列するために、片道7時間かけての移動でした。 目次 1. 母の訃報に遠方から駆けつ …
2025年も多数のテレビ番組で紹介されSNSでも話題! 物価高騰の昨今でもコスパの良い商品が並び勢いのある業務スーパー。業務スーパーマニアとしてテレビ出 …
義家族との関係には、思わぬ驚きや戸惑いがつきもの。今回は、そんな義父母や義姉妹とのやりとりで「どうしてそうなるの……!?」と感じた体験談を紹介します。 …
日本人の8人に1人が罹患しているという「慢性腎臓病(CKD)」。罹患率に対し認知度は低く、30〜40代の半数近くがこの病気について知らないのだそう。閉経 …
私は子宮腺筋症(しきゅうせんきんしょう:子宮内膜に似た組織が子宮内の筋層の中で増殖する病気)です。そのため、薬を飲んで生理が起きないようにしています。薬 …
昔から女性軽視の発言が多い夫。育った家庭環境やSNSに要因があるようです。私が工夫しながら伝えても「女はすぐ感情的になる」と取り合ってくれず、悩んでいま …
私はただ今35歳。現在は、大手外資系企業の日本支社に勤めています。実は私、日本での学歴は中卒なのですが、英語は大得意。入社以来英語に関しては頼られること …