パパ友「嫉妬ですか?」私「はあ?」体調不良のママ友を気づかうと予想外の返答が #僕の妻は完璧 9
2児の母のはたりさんによる、保育園で遭遇した体験談を描いたマンガ。バリキャリのすーちゃんママはいつも忙しそうですが、身だしなみは完璧。その夫から、彼女と …
ウーマンカレンダー woman calendar
「年を取ると根気や集中力がなくなる」。母や周囲の年上の人からよく言われてきたことでした。もともと気のりのしないことに対してではなく、大好きな趣味や一生懸命な仕事にすら根気が続かず面倒くさいとなってしまったら、少々寂しいものだなあと思っていました。
40代に入った私も、大好きな趣味ですら妥協する気持ちになってしまい自分でも驚きました。そんなとき、大先輩が言った意外な言葉にすてきなヒントをもらいました。
私の趣味は刺しゅう。ハーブやバラの色合いを色とりどりの刺しゅう糸で刺していくのが、至福の時間です。花や葉の模様や質感を表現するために、色を変えたりステッチを細かく変えたりと自分なりにこだわって制作しています。作品を作っていたある日、左右対称の作品のある部分から左側だけステッチが間違っていたことに気付きました。しかも結構長い間、間違ったまま刺し続けていたのです。
がっかりしたのなんの、私はすっかりやる気を失ってしまいました。そして、こう思ったのです。作品展に出すものでもないし、ぱっと見てわかる人なんていない。やり直すなんてばかばかしい、このまま気付かなかったことにして刺し終えてしまおうか。そして、そう思った自分に驚きました。以前の私なら、すぐさまほどいてやり直していたでしょう。でも、40代になって目も痛いし肩も痛い、何より気持ち的にもう1度やり直すのが、面倒くさいのです。
あんなに好きでこだわっていた刺しゅうで根気が続かない。それは自分でも少なからずショックなできごとでした。不安を紛らわすため、職場で同年代の同僚たちにその話をすると、皆「わかるわかる」と同意してくれました。年齢とともにせっかちになって、根気や集中力が続かなくなってきたと口をそろえて同意してくれるのです。私はちょっと安心しました。
ある日、何気なく職場の大先輩に同じ話をしました。すると、意外なことに「私は、年を取ってからのほうが根気があるわ」という言葉が返ってきたのです。話を聞いてみると、若いころから40代くらいまではなんでも簡単に投げ出していたけれど、もっと年を取ってからは淡々とコツコツと達成することに喜びを見い出せるようになったと。
「たくさん失敗もしてきて、なんでもやり直せるって知ってるからよ」と、なんでもないことのように言う大先輩を見て、もしかして今とても大事なことを教わったのではないかという気がしました。
ひとりになったときに、先輩の言葉をヒントに私なりに考えてみました。思うに、40代までは体力でも考える力でもそれなりに右肩上がりで伸びてきていたわけです。今、初めて老化という下り坂の状態に直面して、私の心は無意識にやけになっているのかもしれません。肩も痛い、目もかすむ、物もよく忘れる、ああもうイヤになっちゃう、やる気が出ないという論理です。
でも、体の老化とうまく付き合い、さらに受け入れることができれば、いちいちやけになるようなこともないでしょう。むしろ、先輩の言う通り人生経験を積んだ分、先を見通す力が養われて淡々と根気よく取り組むことができるようになるかもしれません。そう考えると、老化と根気は関係がないと思えてきました。
結局、刺しゅう作品はやり直すことにしました。もう、あまり面倒くさいなどとは思いませんでした。逆にまた間違えたら、またやり直せばいいかといったなんだか軽々とした気持ちになっていました。
私は、大好きな趣味で失敗をあきらめそうになったとき、疑いもなく年齢のせいなのだと思い込んでしまいました。でも、先輩が言った「年を取ったほうが根気強く頑張れる人もいる」という事実を考えると、経験と気持ちをうまく持っていけば、たしかに誰だって年を取っても賢く、根気強く取り組める人になれるかもしれないと思ったのです。体の老化は気になりますが、一緒に気持ちまで「できない」のループに入る必要はないのです。それはとてももったいないことだと気付かされたできごとでした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
2児の母のはたりさんによる、保育園で遭遇した体験談を描いたマンガ。バリキャリでいつもきれいなすーちゃんママの夫は、はたりさんことチロちゃんママたちに向かって「なぜ身だしなみを気にし...
続きを読む2児の母のはたりさんによる、保育園で遭遇した体験談を描いたマンガ。バリキャリでいつも完璧なすーちゃんママ。その夫は、保育園のママたちの身だしなみに口を出し、化粧もマナーの1つなどと...
続きを読む2児の母のはたりさんによる、保育園で遭遇した体験談を描いたマンガ。保育園の懇談会でのこと。バリキャリでいつもきれいなすーちゃんママの夫が、ママたちに「なぜ身だしなみを気にしないの?...
続きを読む2児の母のはたりさんによる、保育園で遭遇した体験談を描いたマンガ。すーちゃんママはバリキャリで、いつも身だしなみが完璧。その夫は、はたりさんことチロちゃんママたちの身なりや家事の仕...
続きを読む2児の母のはたりさんによる、保育園で遭遇した体験談を描いたマンガ。保育園で、ママたちの身だしなみに言及するパパに出会ってしまった、はたりさんことチロちゃんママ。そのパパは、保育園内...
続きを読む2児の母のはたりさんによる、保育園で遭遇した体験談を描いたマンガ。バリキャリのすーちゃんママはいつも忙しそうですが、身だしなみは完璧。その夫から、彼女と …
ある日、冷蔵庫を開けた瞬間、ふわっと漂う何とも言えない異臭に思わず顔をしかめました。最初は「玉ねぎかな?」と思って野菜室を確認してみましたが、特に怪しい …
彼は15歳上、バツイチ、子どもあり。そのため、彼との結婚は周囲から大反対を受けました。それでも「幸せになれる」という占いの言葉に背中を押され、私は結婚を …
夫は淡泊、私は旺盛。2人の性欲の温度差に悩んでいます。でも、夫に断られてもめげない、赤裸々な心模様をお届けします。 ★関連記事:「したいんだけど…」出産 …
「新人は黙って雑用してろ」そんな空気が当たり前の職場で働いていた私。現場で理不尽な扱いを受けながらも、環境を変えたいと奮闘しました。最初は誰にも認められ …
2児の母のはたりさんによる、保育園で遭遇した体験談を描いたマンガ。すーちゃんママはバリキャリで、いつも身だしなみが完璧。その夫は、はたりさんことチロちゃ …
40歳の私は、夫と2人の子どもと4人で暮らしています。私の両親は車で2時間のところに住んでおり、年に4〜5回遊びに行く程度です。両親は70歳手前で年金暮 …
私たちは夫婦は、新婚旅行でヨーロッパを訪れました。海外はお互い初めてで、胸を躍らせながら出発したツアー旅行だったのですが……。 ★関連記事:「俺、1日1 …