「誰が掃除と料理をやるのよ!」感情的になった妻。夫婦の会話が激減した状態から脱した3つの習慣
目次 1. 唯一の会話は「おやすみ」という日々 2. 会話しようと思っても空回りばかり 3. 会話復活のためにおこなった3つの方法 4. まとめ 会話復 …
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まるで家政婦のような生活ですが、当時の義母はそれでも前向きに頑張っていました。しかし、義父は結婚してからまるで人が変わったかのように義母に冷たくなったのだそう。
義父が帰ってきたときに玄関先に落ち葉が落ちていると、ほうきを義母に投げつけ「今から掃除してこい!」と叱ったり、何か気に入らないことがあると義母にひどい言葉を浴びせたりするようになりました。
義母も「なぜこんなにも叱られるのだろう」と落ち込むこともありましたが、「自分ができていないのが悪いんだ」と思い込み、日々義父と義祖母の顔色をうかがいながら生活していたそうです。
そんな中でも、義母は子どもが欲しかったので義父と妊活をしていました。義父は1人息子のため、義祖母からも「跡取りを早く産んでほしい」と強く言われていたそう。しかしなかなか妊娠できず、年月だけが過ぎていきました。
妊活を始めて5年がたったころ、義祖母から「昔はね、子どもが産めない女は5年たったら捨てられていたのよ」と言われてしまった義母。今まで強く叱られてきたことにもグッと我慢していましたが、この言葉にはショックで泣いてしまったのだそうです。
義父に相談すると「お前ができない体質なんだろ」と言われ、とてもつらい思いをしましたが、子どもが欲しいのは義父も同じ。渋る義父を説得して2人で病院へ行き、不妊検査をしてもらいました。
結果、特に問題として見当たるものはありませんでした。しかし、この結果が出ても、義父は義母に対する暴言への謝罪はありませんでした。
正直離婚も頭に浮かんだそうですが、当時は「子どもも産まず、離婚して実家に出戻りなんて悪」という考えがあった時代。しかも、このときの義母はここまでされても義父のことが好きだったので、不妊治療を頑張ることにしました。
不妊治療を始めて5年がたったころ、義父や義祖母からの扱いにも慣れてしまい、義母はある種の洗脳状態に陥っていたそう。
「私が悪いんだ」「私のせいで子どもができないんだ」と、ずっと自分を責め続けていたのだそうです。そんな中で義母の妊娠が判明します。
結婚して10年、義母は36歳になっていました。一般的には「高齢出産」と判断される年齢。義母の胸中も不安はたくさんあったようですが、それ以上にうれしくて涙が止まらなかったそうです。
産婦人科から帰り、妊娠したことを義父と義祖母に報告。このときはさすがの2人も、とても喜んでくれました。しかし、日々の生活は変わらず、妊婦であっても今までと同じく家のことをこなし続ける毎日。義父も義祖母も、義母をいたわってくれる素振りは1つもないまま、月日が過ぎていきました。
妊娠8カ月ごろ、家で洗濯を取り込んでいると義母は下腹部と股に違和感を覚えました。よく見ると出血しており、義母はパニック状態になりながらも病院へ。診断の結果、切迫早産の疑いがあると診断され、絶対安静とのこと。
ここで義母はなんとか赤ちゃんを守りたい思いで、自分の両親を病院に呼びました。義母の両親はすぐに駆け付け、義母の痩せ細った姿を見て涙を流したそうです。本人には自覚はまったくなかったようなのですが、結婚してからの過度なストレスが原因で、義母は結婚時から15kg近く痩せてしまっていたのです。
そんな姿の義母に両親は「家に帰っておいで」と泣きながら声をかけてくれたそう。医師から絶対安静と言われたこと、家事ができず迷惑をかけてしまうのでうちで面倒見ますという旨を両親が義父と義祖母に伝え、義母は出産まで自身の実家で過ごすことになったのです。
そして無事に出産を乗り越えた義母。大きな声で産声を上げる息子を抱いたとき、「もうこの子さえいれば何もいらない」と思ったのだとか。
そして、今まで我慢してきた思いがプツンと音を立てて切れ、義母は義父と義祖母との決別を決意します。その後、出産を終えてから、義母が義父と義祖母の待つ家へ帰ることはありませんでした。
息子を産んでから目が覚めた義母は、義父と話を付けて離婚することに。義祖母は「せっかく跡取りができたのに!」と激怒していましたが、義父は意外にもあっさり承諾してくれたそうです。
私と義母の関係性は良好でどちらかというと仲の良いほうだと思います。しかし、いつも穏やかでやさしい義母にこんなに壮絶な過去があったとは思いもしませんでした。そう考えると、今の私は義母にとても大切にしてもらっているんだなと改めて実感しました。これからも、義母とは良好な関係を続けながら、私も義母のことを思いやっていけるようにできればいいなと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
取材・文:高橋ゆうみ/30代女性。元保育士のママライター。2歳のイヤイヤ期真っただ中の息子と毎日奮闘中。伝わりやすく執筆できるように頑張っている。
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※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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