仕事人間だった義母が一変、孫にフィーバーに!義母の突然の決断に戸惑う家族
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突然やってくるフラッシュバック。心のざわつきをどうにかして年相応に穏やかにしたいと悩んでいました。過去への後悔と未来の不安に心を占領されがちなら、マインドフルネスが良いと聞き、実際に試してみた体験談です。
子どものころから落ち着きがない性格だった私。三つ子の魂百までとはよく言ったもので、今でもどーんと構えるということが苦手です。何か生活に異変があると、すぐに浮足立ってしまうのです。
そんな私が、アラフォーになってまでよく悩まされているのが、昔の嫌な思い出のフラッシュバック。といっても、たいしたトラウマではなく、あのときあんなこと言わなければよかっただの、もっとこうすればよかっただの、問題としては小さなこと。しかし、思い出すとじっとしていられないような恥ずかしさと後悔に身悶えしてしまうのです。
こんな話をふと昔の同僚である友人にしてみたら、「私も経験ある」と同意してくれました。そして、彼女が言ったのです。「私はマインドフルネスを取り入れてから、心が落ち着くようになったわ」と。
マインドフルネスは、「今」「この瞬間」を大切にする生き方のこと。マインドフルネスの実践方法としての瞑想は、世界中の名だたるIT企業などで取り入れられています。私はビジネスパーソン向けの手段かと思っていたのですが、友人いわく誰でも気軽にできるとのことでした。
友人の説明は非常にシンプルでした。私たちは今この瞬間を生きているときも、大半は過去や未来のことを考えており、特に過去の失敗や未来の不安に心を奪われがち。その状態を脱し、「今ここ」に意識を向ける状態に自分を保つことが「マインドフルネス」なのだと。
私は「『今ここ』に意識を向けたら、心のざわざわが落ち着くの?」と尋ねました。すると、マインドフルネスのための瞑想は心と脳の筋トレのようなもので、続けるうちにフラッシュバックが来ても、すぐに平静な自分を取り戻すことができるようになると言うのです。アラフォーらしい落ち着いた心の在り方を求めていた私には、とてもすてきに思えました。
マインドフルネスに興味を持った私は『心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス』(文響社)という本を読み、まずは瞑想の3ステップを実践してみました。
瞑想中、雑念が浮かんで来たら「今ここ」と唱えて意識を今に戻す、雑念が浮かぶのは悪いことなどという判断を手放すことが重要、5~10分から始めると良いなどと書いてありました。実際に瞑想をおこなってみると、案外5分が長く、たまっている仕事や家事のことが頭を占領しそうになります。そのたびに「今ここ」と唱えて目を閉じました。マインドフルネスとしてはうまくいっているのか正直わかりませんでしたが、深呼吸して座るというのは生活のいい区切りになるので、1週間ほど続けていました。
そんなある夜、食器を洗っているときにフラッシュバックがやってきたのです。「やだやだ!」と乱暴に首を振りかけて思い出しました、そう、今こそ「今ここ」に戻るとき……! 一呼吸おいて「今ここ」と唱え、瞑想のときの気持ちを思い出しながら、食器を丁寧に洗い続けました。判断を手放すのが大切だとわかっていましたが、今までと違って大人の対応ができたと心のうちでニンマリしたのでした。
マインドフルネスの定義を正しくとらえてじょうずに活用できているかはわかりません。しかし、心が乱れたときにさっとマインドフルネスな視座を持ち出せれば、そもそも恥ずかしさで身悶えるような言動をしないで済むのだと思っています。普段からマインドフルネスを意識していれば、たしかに生活に効果は現れてくるのだろうと解決の糸口をつかんだ気持ちでした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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