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いつものように朝起きると、足の裏が突っ張るような痛みを感じました。そのときは製造工場で立ち仕事をしていたため、ただ疲れがたまったのだろうと思っていつも通りにその日も出勤。しかし、思いも寄らず状態は悪くなり、整形外科へ受診することに。製造工場で働き始めて8年が過ぎ、40歳を超えた私の身に起こった体験をお話しします。
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足の裏がなんとなく痛いなと過ごしていたのですが、初めてそう感じてから数日後に階段の上り下りがとてもつらいほどの痛みを感じるようになりました。その日はなんとか痛みをこらえて仕事を始めましたが、夕方には立っているのがやっとの状態まで悪化したのです。
足の裏の全体に痛みはあるのですが、一番痛かったのは「かかと」です。足を床に下ろすたびに、コンクリートに打ち付けるような痛みを感じるのです。仕事は常に立っておこなうため、立つのが大変となると退職するしかありません。
まずはこの痛みの原因と対処方法を確認すべく、近所の整形外科を受診することにしました。
整形外科では骨に異常がないかレントゲンを撮り、詳しい痛みの場所と症状を問診する形で原因を探ります。幸いレントゲンでの結果、骨に異常がないため足の裏の腱(けん)の異常が原因だろうとのことでした。
診断結果は「足底腱膜炎(そくていけんまくえん)」というものでした。足底腱膜炎は足の裏を覆っている腱の膜、つまり足底の腱膜が炎症を起こしている状態のことをいうそうです。足底腱膜炎はランニングなどを常におこなっている人や、部活などで足を酷使する人がなりやすいといわれています。
私は運動をほとんどしませんし、仕事が急に増えたり変わったりしたわけではありません。医師が言うには、足底腱膜炎は運動不足の40代から50代の人にも表れ始めることが多いとのこと。加齢により足裏の腱が柔軟性をなくしてしまったために、激しい運動をしなくても炎症を起こしてしまうことがあるとのことでした。炎症を起こしやすいのは、靴底が固い靴を履いている人、長時間の立ち仕事をしている人であることもいわれました。
製造工場では常に立ち仕事、私がよく受け持っていた場所は重たい部品を扱うので安全靴を履くこともありました。安全靴は靴底が固い靴の代表的なものですが、安全靴を履かずに仕事はできません。
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