仕事人間だった義母が一変、孫にフィーバーに!義母の突然の決断に戸惑う家族
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41歳の2023年、暑い夏がやって来たころ、右腹から少しずつ発疹ができてきました。発疹はこの時期、子どもの体中によくできるので見慣れていたこともあり、あせもだと自己判断。市販の薬を塗って過ごすことに。
しかし良くもならず悪くもならずの停滞状態が続き、のちに思いも寄らない病気が判明したのです。そこからは発疹の痛みとの闘いでした。痛みに耐えた私の体験談を紹介します。
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私の場合、発疹の形状や赤みが子どものあせもとよく似ていました。痛みもかゆみもなかったので、薬を塗ればそのうち治ると思って深く考えることもなく過ごしていました。
しかし発疹に初めて気付いてから5日後、お風呂に入る前に自分の体をふと見ると右腹だけではなく背中にも発疹があることに気付きました。
そしてその日の夜、背中に突然痛みが走り、飛び起きました。蜂に刺されたようなチクッとした痛み。夜明けには痛みが我慢できずに眠れなくなり、気が付くと朝になっていました。
朝、体を確認すると、右腹と右の背中にそれぞれあった発疹がつながっていて驚がく。右腹から背中のほうへ天の川のようにつながった帯状の発疹になっているではないですか! これはあせもではないと確信し、病院へ行くことを決意しました。
私の住んでいる地域は皮膚科が少ないので、2時間待ちは当たり前。その待っている間、痛みに耐え続けました。何かが当たるだけで痛いので、長椅子に座るときも正面を向いて座ることができず、やや左を向いて肩から腰を背もたれに預けていました。混んでいるので椅子も満席。左側にいる方を見つめているような体勢はとても気まずくて、あの待ち時間は地獄でした。
やっと診察の時間となり診察室に入ると、医師は私の発疹を見て数秒で「帯状疱疹(たいじょうほうしん:水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気)だね、こりゃ」と。「お年寄りがかかりやすい病気だけれど、40代の方も珍しくはないよ」と言われました。今後熱が出る可能性があるとのことで、抗ウイルス薬、鎮痛剤、塗り薬を処方されました。
帰宅して、即座に塗り薬と鎮痛剤で痛みを和らげ、その日は強い痛みを感じることなく眠ることができました。
次の日、患部の痛みよりも頭痛で苦しみました。朝37度だった熱が、みるみる上がっていき、夜には40度から下がらず。熱が上がったり下がったりする状態が7日間続きました。発疹のほうは、日を追うごとに明らかに良くなっていったのですが、とにかく熱が下がらなくて大変でした。
夏休みということで、日中子どもたちがいる中での発熱です。汗をたくさんかいて、熱が下がったときに食事の用意や家事全般をできるところまでして、熱が上がってきたら寝るという生活。そんな私を見て、子どもたち自身でできると思ったことは手伝ってくれることもあったので、それはとてもうれしかったです。
やっと熱が下がってきたときには、発疹も濃い赤から薄いピンク色まで薄くなっていました。
今回は私があせもだと決めつけたことで、病院へ行くのが遅れてしまった結果、発疹の発見から完治まで約3週間かかりました。子どものあせもを毎年のように見てきたため、自分の症状についても「おそらくあせもだろう」と勝手に判断してしまったことが、あだになってしまいました。
年齢を重ねるとこれまでの自分の経験に照らし合わせて症状を自己判断してしまいがちですが、若いころとこれからは違うのだし、今後は自分の体としっかり向き合っていこうと思った出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
イラスト/エェコ
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