- 2024.04.29
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「私の勲章!」おなかの手術痕をポジティブに考えられる理由とは #子宮頸がんゆる闘病記 30
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2人の子どもがいるシングルマザーの私。子どもが小さいころは子育てに追われ、仕事に家事に毎日があっという間に過ぎる日々でした。子どもたちに何かあれば駆けつけ助けてきました。しかし、ふと今の状況を俯瞰してみると、子どもたちは家事を手伝ってくれていたり気にかけてくれていたりと、私が助けられていることに気付きました。
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親として当たり前かもしれませんが、子どもたちが小さいころはごはんを用意したり一緒に遊んだり、生活にまつわることをサポートしてきました。そして、ピアノや水泳などの習い事を始めると、送り迎えや発表会の準備など子ども中心の生活を送っていました。子どもが幼稚園に上がったときにパートを始めたのですが、子どもと過ごす時間を考慮してパート勤務にしたのです
しかし、パート勤務にしてもやはり仕事なので、家族に協力してもらいながら働いていました。子どもが長期の休みのときは、子どもたちに寂しい思いをさせているのかもしれないと、少し罪悪感もあったことを覚えています。
そのような私を見て勤務先の会社が、長期の休みや日曜日には早めに上がらせてもらえる勤務形態にしてくれて、とてもうれしかったです。仕事が終わると帰宅して、ごはんの用意をしてから子どもたちと買い物に出かけたり遊んだりしました。私は幸いにも職場や友人、家族の理解を得られて仕事ができ、とても恵まれた環境であったと思います。
子どもたちが高校生のころは、学校帰りにシャンプーや洗剤といったストックを切らしていた日用品を自発的に買って来てくれました。仕事でなかなか買い物に行けないときには、とても助かり心強かったです。
ひとり親として奮闘していましたが、子どもたちがフォローしてくれることに、成長したことへの喜びと頼もしさを感じました。また、庭の草取りを家族3人で力を合わせてしたり、台風のときは子どもたちがいることで安心したりと、振り返ると子どもたちがいたから、毎日楽しく暮らせていたのかとも思っています。
買い物や草取りといった物理的なフォローだけでなく、文句を言いながらもそっと支えてくれる子どもたちと一緒に生活していました。
子どもたちが独り立ちをして、それぞれの地で生活を始めると、初めのころは私もフォローをしていました。1人暮らしの生活で、「少し寂しい」といえば飛んでいき、買い物したりごはんを食べたりして、気分転換できるようにしていました。
現在もごはんを作りに行ったり、仕送り便を送ったりと遠方でもできることをしています。しかし、子どもたちは私が思っている以上に、私のことを気にかけてくれて、家に帰ってきたときは洗濯や掃除をしてくれたり、私の好きなものをプレゼントしてくれたりします。
実家に帰ってきたのだから、私としては甘えてのんびりしてもらいたいのですが、すっかり子どもたちのやさしさに甘えています。私は車を運転できないので車を運転できる娘が気をつかって、「どこか行きたいところあれば連れて行くから教えて!」と言ってくれてとてもうれしいです。
子どもが小さいころのことを思い出しながら、成長する過程と照らし合わせています。そして、私も子どもたちに甘えてばかりいない親でありたいし、精神的に安心してもらえるようにもなりたいと思います。
子どもたちとのこれまでの生活を振り返って、サポートに徹していたころが懐かしくなるような、子どもの成長を感じているこのごろです。子どもたちとの関係をこれからどうするかといったことにも関心を向けているところです。
親である私は子どもが車で買い物に連れて行ってくれたり家事を手伝ってくれたりすることに甘え過ぎず、何かあれば助けられる親でありたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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