「ママ臭い!」と言われそうで怖い…40代で気になり始めた私の変化【体験談】
もともと、そこまで気にしていなかった自分の口臭が、40代になってからとても気になるようになりました。そんな私の口臭対策についてお話しします。 ★関連記事 …
ウーマンカレンダー woman calendar
20代から、私にとって冬はつらい季節でした。手足が冷え、ヒーターやお風呂で温めてもすぐに冷え、肩凝りや頭痛もありました。45歳からは、手足は冷たいのに時々顔がのぼせる「冷えのぼせ」を自覚。健康診断では、高血圧(最高血圧160/最低血圧86)と指摘されました。また、肩凝り、頭痛も悪化したため、漢方内科を受診。約2カ月かけて「冷えのぼせ」をじわりと改善できた体験をお伝えします。
★関連記事:「え、最高血圧156!?」血圧が高い意外な原因とは【体験談】
体の不調が気になりネットで調べたところ、手足は冷えているのに、顔や頭が熱いのは、いわゆる「冷えのぼせ」という症状とのことでした。「冷えのぼせ」と思われる症状と高血圧が心配になり、漢方薬を試してみようと思ったのは、ホットフラッシュや不眠などの更年期症状で悩んでいた友人から漢方薬で症状を改善できたという話を聞いたことがきっかけです。
46歳のとき、漢方診療をおこなっている内科を受診しました。受付を済ませ、問診票を記入後、血圧を測りました。しばらく待っていると、名前を呼ばれ診察室へ。先生から体調についていくつか質問がありました。その後、脈、舌、目、心音などの診察の後、ベッドの上に横たわるよう言われ、おなかや足や肩、腰を診察しながら、痛むところや違和感のあるところを尋ねられました。
先生によれば私の場合、血の巡りが悪く、気が上半身にたまりがちになるため、手足が冷えて、血圧が高くなり、肩凝りや頭痛、のぼせが起きるとのことでした。先生の診察が丁寧で私の話をよく聞いてくれたこと、不調の原因がわかったことで、不安が解消され、ホッとした気持ちで帰宅しました。
処方されたのは、「桂枝茯苓丸」(けいしぶくりょうがん)でした。血の巡りを良くして、肩凝り、頭痛、のぼせなどの症状を和らげる働きがある漢方薬だそうです。
その日の夜から1日3回「桂枝茯苓丸」を食前に服用しました。顆粒状のエキス剤で、シナモンを苦くしたような味でしたが、私は抵抗なく飲めました。飲み始めて数日は変化がなく、「効かないのかな?」と内心思っていましたが、友人も数カ月続けて飲んで改善したと言っていたので、服用を続けました。
効果が出てきたと感じたのは、10日ほどたったころでした。朝、冷たい水で洗い物をした後、いつもなら冷たいままの手がじんわりと内側から温かいのです。そのころから、日に日に手足の冷えが気にならなくなってきました。
私は、寝るときに足が冷えて寝付けないため、布団を電気毛布で温めておき、靴下をはいて寝ていました。漢方薬を飲み始めて3週間ほどたったとき、靴下をはいたまま寝たところ、足が暑くて途中で目が覚めました。翌日からは、素足で布団に入っても足が冷えなくなりました。また冷えが改善されるにつれて、肩凝りや頭痛の回数も減ってきました。
漢方薬服用と同時に生活習慣を見直すことにしました。私が一番のぼせを感じるのは、寒い日の朝、寝室からキッチンに行きエアコンをつけた際、温風が顔に当たるときです。そこでエアコンの風向きを変えて、風量を小さくしました。そのままでは寒いので、マット式のキッチン用ヒーターを使うことに。すると、足の裏だけでなく体全体が温まり、顔がのぼせにくくなりました。
また、便秘になるとのぼせがちになるため、食物繊維の多い野菜やきのこ、いも類を多く食べるように。今年の冬は、おやつに焼きいもや干しいも、夕食にバランス良くいろいろな食材を食べ、しょうがや柚子こしょうなどの薬味で体も温まる鍋物を多くしたため、おいしく冷えと便秘が改善できました。
それでも寒い日は便秘になることも。そこで漢方内科を再受診した際に先生に便秘について相談したところ、酸化マグネシウムを処方されました。なるべく自然なお通じを心掛けていましたが、どうしても便秘になるときは服用しました。
漢方薬の服用と新たな生活習慣を約2カ月間続けた結果、手足の冷え、のぼせは少なくなり、血圧も最高血圧130/最低血圧80になりました。
漢方薬の服用と生活習慣を見直すことで、「冷えのぼせ」がじわりと改善できました。受診するたびに、先生から「だいぶ良くなったね」と言われます。また、のぼせているときはイライラするので、そっとしておいてほしいと家族に伝えて協力してもらったため、気分が安定しました。
血圧がまだ少し高く、とても寒い日やパソコン作業を長時間おこなったときなどには肩凝りや頭痛がするので、今度、受診する際に先生に相談してみようと考えています。これからも焦らず、頑張り過ぎず、周りの人たちに助けてもらいながら、うまく更年期を過ごしていけたら良いなと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
イラスト/サトウユカ
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
インスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガ。 アラフィフのおーちゃんは、特に50歳を過ぎてから白髪の増え方が尋常ではないことに気付いて...
続きを読む2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と暮らしていました。ある日、大学時代の友人、るりあと偶然の再...
続きを読む2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と暮らしていました。ある日、大学時代の友人、るりあと偶然の再...
続きを読む2児の母のはたりさんによる、保育園で遭遇した体験談を描いたマンガ。すーちゃんママは言動や身だしなみなどがいつも完璧。でも、忙しさから体調を崩してしまうことがあり、はたりさんことチロ...
続きを読む私は現在55歳。夫と娘と3人で暮らす専業主婦です。娘はしっかり者なのですが、息子は昔からウソをつくのが大得意。大学卒業後も1人暮らしを続けて多々やらかし、家族に迷惑をかけてきました...
続きを読むもともと、そこまで気にしていなかった自分の口臭が、40代になってからとても気になるようになりました。そんな私の口臭対策についてお話しします。 ★関連記事 …
ある日、ふいに強いめまいと耳鳴りに襲われ、倒れてしまいました。CT検査では異常なし。しかし、右耳の聴力が落ちており、医師からはストレスや睡眠不足、運動不 …
幼いころから食に対する情熱を持っていた私は、高校卒業後から料理人として修行をしていました。18年の下積み時代を経て、ついに自分のレストランを構えることに …
のむすんさんの知人の実体験をマンガ化したドロドロ婚活ストーリー。 28歳のしおりさんは、結婚を考えていた彼・のり君に突然振られてしまいます。どうにかして …
脱毛サロンやアパレル業界での実務経験をもつすがのみさきさんによる、ワキガ治療をしたときの話を描いたマンガを紹介します。 小さいころから家族に「ワキガなん …
夫はもともと西日本の出身ですが、進学を機に私の出身地である東日本にやって来ました。そこで私たちは出会い、結婚をきっかけに、今度は私が夫の故郷である西日本 …
更年期は、こう始まるもの。そんな思い込みがありました。けれど、私の体に起きたのは、誰かから聞いた話とはまったく違う、予想外の変化。これは、45歳のある日 …
私の祖父が亡くなったときの話です。これまで冠婚葬祭といえば、学生時代は制服での参加が当たり前でした。 ★関連記事:「香炉の前で頭が真っ白に…」お葬式に初 …