「無職だと貸付継続は難しい」社協から突然の連絡。44歳ひとり親が貯金切り崩す生活から脱却できた理由
44歳のとき体調を崩し、10年間勤めていた会社を退職しました。わが家はひとり親家庭のため、生活するにはなるべく早く正社員として再就職することが必須です。 …
ウーマンカレンダー woman calendar

47歳の夏、私は介護の学校に通いました。何かを勉強するのは大学時代以来。若いころに比べたら集中力も記憶力も体力も落ちていますが、かけがえのない私の3カ月間の体験を紹介します。
★関連記事:まさかコンプレックスに需要があるなんて!47歳でモデルデビュー、私の仕事の内容とは【体験談】

介護の学校では、いろいろな人と出会いました。特に心に残っているのは、3つの出会いです。
1つ目は、同期生たちとの出会い。8人のグループだったのですが、30〜50歳までの幅広い年齢層の男女が集まり、経歴もさまざま。銀行マン、美容師、車の営業マン、工場勤務、パチンコ勤務、林業、カメラ屋勤務、そして私は飲食店勤務。
40代が私を含めて4人もいたのですが、新しい扉を開けたくなる時期なのかなと思いました。

仲間には皆、背負うものがありました。9カ月の子どもがいる人、病の奥さんがいる人、大病から復帰した人、親を介護している人、思春期の子どもがいる人。未婚、子なしで実家住みの私とは違うなと感じていました。
そして、背負うものがある仲間たちは、学ぶことにとても熱心。何も考えず入学した私にも、仲間が持つ熱がどんどん伝染しました。実技で注意されたところは家で復習したり、実技の動画などを見ながら自習するなど工夫していました。このように学習に意欲的になれたのも、素晴らしい同期生に出会えたおかげだと思っています。
1番大変だった、グループホームとデイサービスでの実習も、同期生の皆と一緒だったおかげで乗り切ることができました。通信教育という選択肢もありましたが、通学してよかったと思いました。

2つ目は、学校の先生との出会いです。実技を教えてくれたのは厳しい先生でしたが、うまくできたときは、たくさん褒めてくれました。先生は30年以上、介護の世界にいるようで、「今は介護の世界は求人の数が多いから、あなたたちが職場を選びなさい。合わないなら他に行きなさい」、「介護福祉士の資格を取れば選択肢が増える、そこで職場を変える人もいる」など、ためになる話をたくさんしてくれました。
また、先生ではないですが、実習先の理事長の話も心に残っています。「介護の仕事は転々とする人が多いから、就職前に見学に行くように」、「介護の仕事で辞めたくなるのは、年下の先輩にいろいろ言われたとき。だけど今の介護専門の高校生は、たくさん資格を持っているから、負けるのは当たり前だと思っていい」など、経営者ならではの含蓄のある言葉をいただきました。
そして、3つ目は、実習先で出会った施設の利用者さんとの出会いです。利用者さんとお話をしたり、散歩に行ったり、夕食の下準備したり、体操したり、一緒に過ごす時間がとても楽しかったです。また、実習先では「学生さん」と呼ばれることが多かったのですが、ある利用者さんがエプロンに書いてある私の名前で呼んでくれて……! 自分が肯定されている気持ちになり、すごくうれしかったです。
実り多い学生生活を経て、無事に「介護職員初任者研修」を取得し、就職することもできました。スロースターターな私ですが、これからもすてきな仲間たちから教わった、学ぶ気持ちを忘れずに、新しい扉をどんどん開けていきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
子どもが生まれて生活は激変。ワンオペ育児に追われる私とは対照的に、自由なままの夫。ある日、限界を迎えた私がこぼした本音に対し、夫が放ったあまりに無神経なひと言に、私は耳を疑いました...
続きを読む長年同居していた両親が、ある交通事故で急逝しました。気持ちの整理もつかないまま、私は涙ながらに葬儀を執りおこないました。ところが、その直後から兄夫婦の態度が一変したのです。兄夫婦は...
続きを読む学生時代の部活中、人差し指の関節に現れた謎のしこり。日に日に大きくなり、ある日突然、想像もしなかった形で中身があふれ出しました。 ★関連記事:放置していた夫の「後頭部のしこり」同僚...
続きを読むブロガーのほや助さんによる、フォロワーさんが大学生のころに遭遇した恐怖体験談を描いたマンガ。大学生のときのこと。ベッドに入る寸前にチャイムが鳴りドキッ! しかも、インターホンのカメ...
続きを読むブロガーのほや助さんによる、フォロワーさんが大学生のころに遭遇した恐怖体験談を描いたマンガ。ある日、ベッドに入る寸前にチャイムが鳴ります。不審に思いつつインターホンのカメラを確認す...
続きを読む44歳のとき体調を崩し、10年間勤めていた会社を退職しました。わが家はひとり親家庭のため、生活するにはなるべく早く正社員として再就職することが必須です。 …
息子が生まれたころから、義父母との関わりにどこか違和感を覚えていました。家族としてうまくやっていきたいと思いながらも、心の奥に小さな引っかかりが残る日々 …
当然のようにレジの列に割り込む人や、店員さんに身勝手な文句を言う人など、信じられない人に遭遇することってありますよね。今回はそんな場面に遭遇し、冷静に「 …
最近、夫婦そろって少し耳が遠くなってきました。以前のように会話がスムーズにいかないことも増え、今では、聞き取れなかったときにある方法を取るようになりまし …
結婚式に招かれると、服装や持ち物に悩むこともありますよね。特に慣れていないうちは、思わぬところでマナー違反になってしまうことも。今回は、そんな「やってし …
弟の結婚式に出席したときのことです。弟は実家からかなり遠方に暮らしており、私たち家族は宿泊と観光を兼ねて招待されました。私自身もすでに結婚して実家を離れ …
工場勤務の私は、職種を理由に妹から何度も見下されてきました。妹は、人の価値を仕事や肩書きで決めつける癖があり、そのたびに不快な思いをしていました。注意し …
乳がんサバイバー・マコモさんによる、厄年に乳がんを宣告されたときの体験談マンガ。2021年1月、マコモさん33歳のときのこと。右胸に痛みを感じたマコモさ …