「本当に使えないよな」新卒時代に出会った人を見下す上司。その後、社内で上司への評価が一変したワケ
新卒で入社したころ、出会った上司についての体験談です。上司の厳しい言動に戸惑いながら、毎日仕事をしていたのですが、ある日、上司の評価が一変するような出来 …
ウーマンカレンダー woman calendar
私はふとした仕草や言葉の端々から人がついたうそを感じ取っています。これはなかなか人に説明はできないのですが、揺るぎない確信として自分自身の中に存在しています。これがHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)の特性の1つだと知ったのは最近のこと。それまでは風変わりで面倒な人間だと、自分自身を嫌っていました。これは自分の存在意義を自ら否定していたことに気付いた人生最大の発見でした。
★関連記事:37歳で不安障害を発症してどん底だった6年間。苦しみながらも克服できた理由は【体験談】
もともと自己肯定感の低い私は、高圧的だった元夫からの「お前は使えない」などの言葉の攻撃もあり、かなり自己肯定感の低い生活をしていたと思います。何をしていても、失敗が起きたら私のせい。自分はダメな人間だから、ここにいてはいけない。周りの皆さんのご迷惑になる……そんなことばかり考えて過ごしていました。
元夫の言う通り、「使えない私は会社のご迷惑になるから」と何度も退職を申し出ました。その度に上司は「今のままで十分だから」と言ってくださるのに、「私がかわいそうだから、本当のことが言えないんだ……」と思い、悩んでいました。
ある日フラッと立ち寄った本屋で、正面に並ぶ本の「面倒くさい自分にさよなら」と書いてある帯が目に止まりました。その本を手に取り、目次をさらっと読んでみると、なんと自分のことが書かれているではありませんか。自己肯定感が低いこと、うそを見抜けること、必要以上に物事を深く考えること。どれも自分と一致していたことに驚き、思わずその本を購入してしまいました。
じっくり本を読んでみると、そこには人口の5人に1人が当てはまるHSPについての特徴やHSPが生きづらい理由、向き合い方が書いてありました。読み進めていくうちに、なんでもっと早くこの本に出合えなかったんだろうと後悔にも似た感覚に襲われました。それほど、自分に当てはまっていたのです。
自分がHSPなんだと自覚した今、面倒だと感じていた思考や言動には「こんな理由があったんだ」と理解できることが増えてきました。理解できると今度は対処の方法も見つけやすくなりました。また、人とは違う自分を自覚したことで、「これが私の個性だから」と自分自身に許しを与えることができるようになりました。
周りから「頑張り過ぎ」と言われ続けていたのも、HSPの気質から来ているようで、これまでの人生を全速力で駆け抜けてきたことにも気付きました。今は「もう少しのんびり生きよう」そう思えるようになりました。
人生の折り返し地点の今、たまたま出合った本のおかげで、私が人生と向き合う大きなきっかけになりました。今でも必要以上に深く考えたり、物事の失敗や間違いに悩むことはありますし、それが治らないことなのも理解しています。ただ、今までと違うのは、途中で「あ、私今考え過ぎてるな……」と気付けるようになったことです。そこから気分転換をしたり、違うことを考えたりという方向転換ができるようになりました。
もっと早くにHSPのことを知っていたら……そう考えたらキリがないのですが、ここがベストタイミングだったんだと今は思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
イラスト/sawawa
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
兼業主婦の私は、温厚な夫と結婚して1年、在宅ワークをしています。同居している義母は数年前に事故に遭い車椅子生活ですが、大変な努力家です。幸いなことに、私と義母は本物の母娘のように仲...
続きを読む2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と暮らしていました。ある日、大学時代の友人、るりあと偶然の再...
続きを読む2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と暮らしていました。ある日、大学時代の友人、るりあと偶然の再...
続きを読む2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と暮らしていました。ある日、大学時代の友人、るりあと偶然の再...
続きを読む私はただ今42歳。フォトグラファーをしています。現在も独身ですが、好きな仕事にまい進できる日々には大満足。年老いた両親と一緒に実家暮らしを続けています。家族3人で仲良く穏やかに過ご...
続きを読む新卒で入社したころ、出会った上司についての体験談です。上司の厳しい言動に戸惑いながら、毎日仕事をしていたのですが、ある日、上司の評価が一変するような出来 …
夫と息子、娘と4人で暮らしている48歳の私。息子は夫の連れ子のため、私とは血がつながっていないものの、ずっと実子のように育ててきました。ある日、その息子 …
パートナーとの性行為で感じた痛みや違和感に、どう対応したらいいのか悩んでいました。気分が乗らないまま続くと、関係そのものがぎこちなくなるのではと不安にな …
私には80歳に差し掛かろうとしている父親がいます。今のところ生活習慣病があるものの、比較的元気にしており、他県で1人暮らしをしています。ですが、耳や目も …
2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。 エェコさんのお父さんは脳の病気で倒れ、リハビリ院に入院 …
これは、20年来の友人A子との関係性に大きな溝が生まれた出来事です。学生時代だけでなく社会人になってからも、いい友人関係だったのですが……ある私の行動を …
現在私は30代です。カラオケでの出来事が、思いがけず自分の“世代”を意識させる瞬間になりました。あの曲が通じないなんて、想像もしていませんでした。 ★関 …
私は30代の主婦です。ある日、いつものように少し狭い道を歩いていたときのことです。前方から自転車に乗った中年男性が、ふらふらと左右に揺れながら近づいてき …