「えっ!聞いてないよ!」家族全員、義父さえも知らなかった事実。長年隠し続けた義母の秘密とは
義実家で世間話をしているときに、義母の口から出たある言葉に家族全員が驚いた出来事です。信じられないような秘密が思いがけず明らかになった瞬間、家族全員が固 …
ウーマンカレンダー woman calendar

同居の義父母は共に80代ですが、まだまだ元気印の高齢者です。畑仕事に精を出し、週に2回は近隣の方々とグランドゴルフを楽しむ日々。義父母ともにゴールド免許のベテランドライバーで、買い物や通院なども自分たちでしていました。同居嫁としては、このままノー介護でできるだけ長く過ごせればと願っていましたが、ある事故をきっかけに、介護の必要な状態に。何に気を付けておくべきだったかを学んだ体験談です。
★関連記事:介護までの道のりは人によってまったく違う!?足腰の悪い母が要介護認定を受けるまで【体験談】
同居している義父は86歳、義母は80歳。義父は高血圧、義母は膝関節の痛みなど、ある程度の持病はあるものの、介護が必要という段階ではありませんでした。田畑で農業をするかたわら、ご近所さんたちと週2回のグランドゴルフ。それぞれ運転もできるので、定期的な通院や知人との会食などにも助けを必要とすることなく出掛けて行き、自立した生活を送っていました。
夫も私も、そんな老親の様子を心強く思っていました。夫は仕事先で管理職になっており、私もパート勤務ながらリーダー格の仕事を任される立場なので、思うように休みを取ることはできません。義両親がしっかりしていて自分たちで動けるというのは、本当にありがたいことでした。子育てが一段落した私たち夫婦は、数少ない休日が一致すれば、ドライブに出掛けることもできました。このままなるべく長く、介護の必要がない状態が続いてくれれば良いなと漠然と思っていました。
しかし、変化は突然のように訪れました。田んぼでの農作業中、義父が倒れたのです。そばにいた義母が気付いて「父さんがひっくり返って返事をしない!」と私に電話をくれたので、すぐに救急車を呼びました。
義父は軽い脳梗塞(のうこうそく)との診断で、検査のため入院することになりました。心配ではあるものの、義父の身は病院にお任せするしかありません。
一方で、義母のほうにも不安な兆候が目立ち始めました。しっかり者だと思っていた義母が、通院するのに保険証を忘れたり、銀行に行くのにカードを持たなかったりと、物忘れが増えました。また、今まで義父としていた農作業は「ひとりでできることだけする」と言いつつも、毎日暗くなるまで田畑から帰って来ませんでした。
気になった私もできるだけ一緒に出るようにしましたが、「あら、鎌はどこに置いたんだっけ? さっきまで持っていたのに」「肥料は買ったはずだけれど、あれは去年のことだったかねぇ」「ひもを結ぶのに指に力が入らんで困るわ」と、義母の作業はなかなかはかどりません。手や指の力が弱まり、足取りや体の動きもぎこちなくなっていると感じました。
「必要なときは声をかけてくださいね」と言っても、「このくらいは慣れているから平気、平気。それより、お父さんが悪くなっちゃったから、車は私が90歳までは運転しないとね」と義母。逆に張り切っている義母の様子に、どう対処するのが良いのかわかりませんでした。
そんなとき、親戚に不幸があり、葬儀の連絡が入りました。嫁の私には覚えのない遠い親戚でしたが、義母は、「○○さん亡くなったの? ああ、この人は昔、おばあさん(夫の祖母)の葬式にときに参ってくれているから」と、参列するつもりのようでした。葬儀は平日。夫も私も仕事を休めない日でしたので、夫が「もう無理に行かなくても良いんじゃないか?」と言いましたが、義母は「大丈夫。葬儀場は前に通っていた美容院の近くで、あの辺はよく知っているのよ」と、行く気満々の様子。
そして当日、義母はひとりで運転して葬儀場に向かいました。しかし、葬儀場の周りは義母の知っていたころから道筋が様変わりしていました。結局道に迷った義母は、最寄りのコンビニで店員に場所を聞こうとしました。するとそこで、慣れないヒール付きの黒パンプスを履いていたこともあり、入口で転倒。元々痛んでいた膝に重度のダメージを受けてしまいました。
どうにか家には帰ってきたものの、膝周辺は紫色に腫れ上がり、すぐに歩けない状態に。翌日病院に連れて行くと、膝関節内に出血が見られ膝の骨の劣化が激しいので、即入院・手術が必要と診断されました。
80代でもまだ元気だと思っていた義父母の立て続けの入院。親は大丈夫だと思い込みたい子ども世代と、自立していたいという親世代、双方の思惑が親の衰えの実態を見えにくくしていたようです。気になり始めた義母の物忘れについては、病院では「今は一時的なものだけれど様子次第では認知症の検査を受けたほうが良いかもしれない」と言われたので、いずれ認知症の検査を受けることも検討したいです。
義母のように高齢者が普段と違う行動をするときは特に、サポートに付くか、サポートできないときには中止してもらうよう説得も必要だと学びました。高齢者の「大丈夫」を信じ過ぎてはいけないと身をもって知った出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
自身も子宮全摘手術を受けた宮島もっちーさんが、フォロワーのもずくさんの子宮全摘の様子を描いた手術体験マンガ。 性交未体験のもずくさんは、30歳のときに受けた子宮頸がん検診にトラウマ...
続きを読む自身も子宮全摘手術を受けた宮島もっちーさんが、フォロワーのもずくさんの子宮全摘の様子を描いた手術体験マンガ。 ナプキンを2枚使っても昼は2時間もたない……。過多月経にもかかわらず、...
続きを読む自身も子宮全摘手術を受けた宮島もっちーさんが、フォロワーのもずくさんの子宮全摘の様子を描いた手術体験マンガ。 30歳の子宮頸がん検診の経腟エコー検査(経腟超音波検査)が苦痛だったこ...
続きを読む自身も子宮全摘手術を受けた宮島もっちーさんが、フォロワーのもずくさんの子宮全摘の様子を描いた手術体験マンガ。 30歳のときに受けた子宮頸がん検診で苦痛を感じたもずくさん。その後、過...
続きを読む自身も子宮全摘手術を受けた宮島もっちーさんが、フォロワーのもずくさんの子宮全摘の様子を描いた手術体験マンガ。 40代後半のもずくさんが婦人科を受診すると、複数の子宮筋腫が見つかり、...
続きを読む義実家で世間話をしているときに、義母の口から出たある言葉に家族全員が驚いた出来事です。信じられないような秘密が思いがけず明らかになった瞬間、家族全員が固 …
家電量販店の店員さんの失礼な態度、家事を他人事だと思っている彼の態度、理不尽な上司の態度。今回は、対人へのイライラやモヤモヤに対するスカッと体験談をお届 …
臨月前のある日、デリケートゾーンの上にしこりを感じました。お産を目前に控えていた私は不安でいっぱいに。病院に行った私に、医師が放ったひと言とは……。 ★ …
更年期のストレスを紛らわせるように食べ続けていたら、ある日突然「糖尿病」と診断されてしまいました。そんな私の体験と学びをお話しします。 ★関連記事:40 …
久しぶりに友人と会う日が近づくと、私は決まってクローゼットの前で立ち尽くしてしまいます。何を着たらいいのか、まったくわからなくなるのです。 ★関連記事: …
病気で妻を亡くしてから、私は5歳の娘を育てるシングルファーザーになりました。仕事と家事、育児をひとりでこなさなければならず毎日が慌ただしいものの、娘の存 …
私は夫と高校生の息子と暮らす専業主婦です。明るく真面目な性格だった息子が、少し前から突然登校できなくなってしまいました。成績も良く友人関係も良好だったた …
いつから始まったのかは明確ではありませんが、電車に乗るとしばらくしてトイレに行きたくなることがありました。我慢できなくて途中下車することも度々あり、出か …