「今ちょっと…」言えない!3世帯同居の夜、子作りのタイミングで響いた呼び出しの声【体験談】
目次 1. 3世帯同居の現実 2. タイミングを取る夜の緊張感 3. 次から決めた小さな工夫 4. まとめ 次から決めた小さな工夫 その経験をきっかけに …
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自分の親や義理の両親についての体験談を紹介します。




私が結婚した相手は、4人兄弟の長男でした。すぐ下の弟は夫と職場も同じで、アパートも歩いて数分の距離。すると、姑から義弟の部屋の掃除を頼まれるようになったのです。まだ結婚して1週間もたっていないころです。
いくら近所だからといって、「さすがに義弟の部屋の掃除は……」と思った私は、夫に相談することに。ところが、夫からは「家族なんだから当然だろ」と言われました。義弟はきれい好きな人だったので、大して掃除をするところはなかったのですが、それでもやはり抵抗がありました。おまけに、義弟からは「ありがとう」のひと言もなかったのです。まるで、使用人扱いされているような気分でした。
さらに、そこから義弟のお弁当も私が作ることになったのです。毎朝汗だくになってお弁当を作りました。「私は弁当屋じゃない!」と叫びたかったです。
それから1年後、私も働くようになり、生活はますます大変になりました。そこで「義弟のお弁当作りをやめたい」と夫に相談しました。すると、夫から衝撃のひと言が放たれたのです。「実は、あれ食ってないんだ」と……。
どういうことかと聞いたら、義弟はいつもお昼は定食屋に行くとのこと。どうやら私が作った弁当の味が気に入らなかったらしく、食べたのは初日だけだったそうです。「じゃあこれまで作った私の弁当は?」と聞くと、会社の後輩に食べてもらってると言うのです。ショックのあまり声さえ出ませんでした。最初から言ってくれたら、あんな苦労はしなくて済んだのに。私は泣きながら空の弁当箱を洗いました。
ついに私は、これまで我慢してきた不満を夫へ一気にぶちまけました。なぜ近くに住んでいるからと、義弟の面倒を見なくてはならないのか。なぜ、食べてもらえない弁当を毎日作らなくてはならなかったのか……。
ところが、夫は私の怒りが理解できていないようでした。「掃除ぐらい簡単にできるだろう」と、悪びれもなく言うのです。「弁当だって後輩が食べているから問題ない」と。私は、夫と夫の家族に対して怒りが抑えられませんでした。
結局、夫とは離婚しました。私なりに一生懸命頑張ったつもりでしたが、心が限界を超えてしまったのです。もし、夫やその家族に思いやりの気持ちがあったら、こうはならなかったと感じます。「ありがとう」のひと言さえあれば、乗り越えられたのかも……と、今でも思わずにはいられません。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
文/渡辺南
マンガ/さくら
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