「夜中に体が動かなくなった」46歳で突然の脳出血。退院後、私を悩ませた予想外の症状とは
46歳のときに脳出血を起こして生死の境をさまよいましたが、その後、病院での約4カ月のリハビリ期間を経て自宅で生活できる程度に回復しました。病院を退院し自 …
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自覚症状はまったくないものの、人間ドックの心電図結果に書かれた「洞性徐脈(どうせいじょみゃく)」と「QT延長」。 聞いたこともないこれらの言葉に不安を感じ、大学病院で再検査を受けた結果や、その後の人間ドックで受けたさらなる指摘についてお話しします。
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今から3年前の人間ドックでのこと。普段なら、すんなり終わる心電図の検査にやたら時間がかかり、検査の担当者からも「普段苦しいとか症状はありますか?」と聞かれるなど、結果が来る前から不安を感じてしまいました。
このときの検査結果に書かれていたのが、「洞性徐脈」と「QT延長」の文字。どちらも聞いたことがない。でも他の器官の病気より、心臓はより死に直結している気がする。心電図の検査でこれまで何の異常もなかったのに、なぜこんなことになったのだろうと不安になりました。
医師によると、洞性徐脈とは不整脈の一種で脈拍や心拍数が少なくなることのようです。自覚症状がなければそう心配しなくても大丈夫だろうと言われました。検査結果を見ると46回や41回と、50回を切る脈拍数になっており、このことからそう診断されたのでしょう。一方、QT延長は心電図検査の波形でQ波とT波の間隔が延長することらしく、突然死の可能性が高いという不安な説明書きがありました。
聞いたこともない病名に不安を感じながらも、仕事や家事に追われる毎日。そしてその年の7月、息苦しくなって、度々胸が痛くなるような症状に見舞われることが多くなったのです。
とはいえ、その原因は自分でも何となくわかっていました。1つ目は高齢な母のがん手術です。かなり以前からおかしいと思っていた母の病名は直腸がん。素人の私が見ても普通ではないと思う体調でしたが、母は大の病院嫌い。やっとのことで病院で検査をおこなったときには、案の定がんという診断となってしまい、その後の治療方法を決めるため、ほぼ毎週病院へ通うことに。
その一方で、会社では人間関係のトラブルが勃発。休みのたびに病院へ出向き、会社ではトラブルが続く毎日に、かなり負担を感じていました。次第に会社でそのトラブルの該当者に会うと、心臓が痛くなり苦しくなるという症状にさいなまれるようになったのです。
あまりに苦しさがひどくなってきたこともあり、私は大学病院で検査をおこなうことにしました。紹介状もない大学病院での診察は通常よりもさらに時間がかかり、朝8時半に受付を済ませましたが、検査を終え、最後に先生の診察を終えたのは午後2時半過ぎでした。
そして気になる結果は「問題なし」。人間ドックで診断されたQT延長の症状は特になく、苦しいと感じるような病状は今回の結果では見られないと診断されました。
今後も症状が改善されないようであれば、24時間心電図を記録することができる「ホルター心電図」で検査しましょうと提案してくださいました。苦しくなる症状には思い当たる原因もあることだし、実際に検査をして異常が見られないことにとりあえず安心し、これ以上の検査は今回はおこなわないことにしました。
その後の人間ドックでも毎年、洞性徐脈の診断はされるものの、QT延長と診断されることはありません。
人間ドックで初めて知ったQT延長ですが、大きな症状がないとはいえ突然死などのリスクもあるそうです。私の場合、職場でのストレスが解消されると、苦しくなる症状も見られなくなったので、一旦は大丈夫だと思っています。
とはいえ若いころはストレスで体に影響が出るなんてなかったことを考えると、「寄る年波には勝てない」ということなのでしょうか。またQT延長の診断はされていませんが、毎年の検査で心電図には何かしらの指摘事項があるのは事実です。一度診断を受けて大丈夫だったからといって過信せず、定期的に病院でも検査を受けて、大事に至る前に病気を発見できるよう自分の体と向き合っていきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
イラスト/マメ美
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