- 2025.12.12
- スカッと体験談,
突然届いた社長メール「来なくていい」真偽を確かめようと自撮りを送ったら事態が一変
私は入社したばかりの新社会人です。学生時代は米国で過ごし、現地大学で国際経済学を学びました。その経験を生かしたいと思い、輸入雑貨を扱う日本企業へ入社しま …
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現在私は、とある老舗企業の総務部に勤務中。大会社ながら気さくな人柄の社長に憧れ、少しでも社に貢献できるよう頑張っています。そんなある日、私の部署に社長の息子さんが新人として配属されることに。経験を積ませたいという社長の意向があるようで、私も先輩として張り切っていたのですが……。
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御曹司の初出勤日。何と彼は30分近くも遅刻してきた挙句、「よろしくっス」と軽く手を挙げただけ。私たちが仕事を中断し、そろってあいさつをしたにもかかわらず、彼は自分のデスクにどっかり座ってスマホをいじり始めたのです。
ついこの間まで留学していて社会経験もないらしいので、初めは仕方がないのかなと思っていました。
しかし、次の日からもやる気ゼロの彼は、何を頼んでもダメダメでした。書類を作成してもらったら誤字脱字だらけで計算も間違いばかり。しょっちゅう総務部を抜け出しては、かわいい受付嬢とおしゃべりをしに行ってしまうのです。
おまけに遅刻癖も悪化。昼過ぎにノンビリやってくるような日もあるのです。本人は、「俺は社長の息子だからいつ出社しても自由。次期社長なんだから重役出勤は当然」と豪語する始末。
私は何度もこの問題児について課長に訴えましたが、「まあまあなんとか穏便に」と繰り返すばかり。社長ご自身は、息子を新人社員として厳しく鍛えてくれ、と言っているようなのですが、気の弱い課長は強い態度に出られないのです。私は、仕事に支障が出ないことを祈り毎日ハラハラしていました。
数カ月後。恐れていたことが現実となりました……。
「えっ、会場がない!?」。なんと、年1回の株主総会で使用する会場ホテルが未予約だというのです。
わが社は株式非公開で、株主はオーナーである会長のみ。しかし会長は、株主総会で社員や取引先の方々と交流したいと、毎年ホテルを借りて懇親会をしています。会場予約は総務部の重要な業務。これは一大事です。
予約は御曹司に任せたと言う課長。「俺、ちゃんと申込控えをプリントアウトして課長に渡したけど」と言う御曹司に、課長は「ああ、私も控えを確認した。だから大丈夫だと思って……」と真っ青です。
慌ててPCの記録やメールの受信箱を確認するうちに、その申込控えが、予約完了前の確認画面を印刷したもので、その後に申込完了ボタンが押されていなかったらしいと判明。なんという凡ミス……。課長の確認漏れにもガックリです。
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