仕事人間だった義母が一変、孫にフィーバーに!義母の突然の決断に戸惑う家族
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30代になってから、忘れたころに出てくる手の痛み。息子が幼かったころは、抱っこにより親指の腱鞘炎(けんしょうえん)と度々診断されました。その後、抱っこの回数も減りやっと腱鞘炎から解放されると喜んでいましたが、40歳を過ぎてから、なぜか左手の人差し指が痛むようになったのです。左手の人差し指をよく使うようになったわけではないため、原因も何を改善すればよくなるかもわかりませんでした。
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整形外科を受診し、ついた診断は「ばね指:指を曲げるのに必要な腱や腱鞘(けんしょう)に炎症が起こり腱鞘炎が悪化することで発症」。そこで医師から注射をすれば痛みが治まると聞き、その場で注射をお願いしました。注射には、ステロイド剤と痛み止めの結晶が入っていて、1カ月ほどかけてじわじわ溶け痛みを抑えるとのことです。接種の際に強い痛みを感じる注射だそうですが、ばね指の痛みがなくなることがうれしくて、注射の痛みは気になりませんでした。
注射をしてもらってからは、これまでの痛みがウソのようになくなったのです。とても快適に過ごしていましたが、半年ほどたったころ、また痛みを感じるようになりました。再び受診すると「4カ月程度で痛みが出ることがある」と言われ、再度注射をしてもらいました。
それからは、半年ほどで痛みが戻り、また注射することを繰り返しています。注射で痛みを抑えるため、結局それまでと同じ生活をしてしまい痛みが出ます。ずっと注射を続けていかなければならないのかと不安になりながら、だましだまし過ごす毎日です。
サポーターを着けたり、ばね指に効くツボ押しやマッサージをしていますが、ひどくはならないだけで痛みはなくなりません。
「もう我慢も限界」と整形外科の受診を考え始めたころ、軽い風邪をひきました。悪化を防ぐため、朝夕の食事の用意以外は1日中布団で寝て過ごしたところ、翌日、人差し指の痛みがなくなっていたのです。いつも左手でフライパンを持ち上げるのもつらかったのがウソのようでした。
以前、医師にばね指を悪化させない方法をたずねたところ「できるだけ手を使わないでください」と言われました。そのときは「手の人差し指を使わないなんてできない」と思いましたが、この日の体験から、手を使わずに休ませることこそが1番だと改めて感じています。
手を使わないことも、1日中寝ていることもなかなかできません。少しずつ痛みも戻ってきています。痛みの原因が何かわからないため根本的な解決にはなりませんが、手を休めることの大切さを実感しました。
現在は、無意識に使わないよう注意をしたことで、痛みが強くなるペースを抑えられています。このまま、ばね指とじょうずに付き合いつつ、注射の回数を減らしていきたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)
整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)。
イラスト/sawawa
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