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ライターのとりだまり まどさんが弱音を吐きつつゆるくつづる、子宮頸がんの記録「子宮頸がんゆる闘病記」
2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの闘病体験を描いたマンガ。おなかの膨らみが大きくなっていることに気付き、婦人科を受診したとりだまりさん。その後、がんの専門病院で詳しい検査を受けた結果、がんが確定しました。子宮頸がんの手術では、子宮と卵巣を摘出。腫瘍が4cm以上あり、ステージが1B1期→1B2期へとランクアップしてしまいました。その後、病理検査の結果、抗がん剤治療、放射線治療をおこなうことに。放射線治療が始まりしばらくすると、異様な眠気と吐き気に襲われました。
抗がん剤治療を受けたとき、怖さを感じていたとりだまりさん。でもどうせやるなら効率的に体の隅々まで届けたいと考え、「エステだって思えばよい、抗がん剤はがん細胞をキラキラに変えてくれるスーパー美容液」だと思い込んで、テンションを上げて治療を受けることができました。
抗がん剤治療は消灯後も続いて……。


「抗がん剤は美容液!」と思い込み、テンションを上げて抗がん剤を受ける術を身に付けた私。おかげで、抗がん剤治療がだいぶ楽しくなったのですが……。
抗がん剤を点滴した後は、輸液や利尿剤、飲み水などで、とにかく抗がん剤を排出します。そのため、おしっこがめっちゃ出るので、利尿剤が始まると、15分おきにトイレに行くことに。




抗がん剤「シスプラチン」を投薬する1日目は、とにかく点滴をしている時間が長い!
強い薬(シスプラチン)を排出するために、輸液をガンガン流すので、そのために時間がものすごくかかるのです。
なので、昼に始めて終わるのは夜中。消灯後も、とにかく点滴終了のアラームが鳴りまくります……。
それ自体は仕方がないのでいいのですが、個人的には点滴終了のアラームがうるさいことに、ビクビクしてしまいました。
1人部屋ならさほど気にすることもないのでしょうが、4人部屋なので、他の患者さんにしてみたら、うるさいんじゃないかと。
私がもし逆の立場なら、「あともうちょっとだね! 頑張って!」とか、「やっと終わったんだね! お疲れさま!」とか素直に思えるのですが、なぜか自分のときは周りに迷惑かけている気持ちになっちゃんですよね。
みんな闘病中なのだから、そんなことは気にしなくていいと思うんですけれど。
ええ格好しいの私の器の小ささがよく表れているな、と思いました(笑)。
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消灯後にもなり続けるアラームに、精神的に疲れてしまったと、とりだまりさん。周りの人に迷惑をかけていないか、気にしてしまいますよね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。
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