「おばさんだから…」と諦めていた50代。年齢に関係なく輝く自分になるために実践していること
50歳を過ぎたころから、更年期により落ち込むことが増え、何ごとにもやる気や気力が薄れていきました。「私はおばさんだから」と自分に壁を作り、新しいことへの …
ウーマンカレンダー woman calendar
自分の親や義理の両親についての体験談を紹介します。
夫はいわゆる「田舎の長男」。同じ県内出身ということもあり、どのような地域なのか知っていたつもりではありました。夫も田舎ならではの古い考え方にしばられたくないタイプだったため、「田舎の長男に嫁ぐ」ということをあまり気にしていなかったのですが……。田舎独特の価値観でつまずいたマイホーム計画のエピソードをご紹介します。
★関連記事:「約束が違う!」義両親との同居生活、新たな環境で迎えた家族の限界…起死回生の一手は【体験談】
私は生まれてから大学進学まで地元を離れず、就職してからも実家暮らしでした。夫との出会いも私の地元。同じ職場で年が近く、趣味が合ったことで意気投合し交際。付き合う前から、夫がいわゆる「田舎の長男」であることは知っていました。しかし、すでに夫は私の地元で就職。夫本人からも「親は俺が地元に戻ることは諦めている」と聞いていたため、あまり気にしていませんでした。
また、付き合ってから結婚まで、夫の実家に2人で訪れることも多く、義家族との関係も良好でした。もともと自分の家族との連絡がマメではない夫に変わり、帰省のタイミングも毎回私から義母に連絡をするほど。さらに田舎ならではの文化や風習について「こんなの面倒くさいよね」「だから田舎は大変なんだよ」と義両親とおもしろおかしく会話することも。それもあり「田舎に住んではいるけれど、先進的な考えの家なんだな」と思い込んでいました。
付き合ってしばらくして結婚するときのこと。夫の地元では、大勢の親戚に加えて、隣近所まで招待した何百人規模の結婚式を開くという驚きの風習がありましたが、良くも悪くも新型コロナウイルスの影響があり、小規模な式に。それ以降もコロナ禍や妊娠・出産が相まって、法事など義家族の行事を手伝う機会はあまりありませんでした。
結婚してすぐ子宝に恵まれ、仕事にも一層気合が入った夫。中小企業勤めに限界を感じてキャリアアップを決意し、転職活動後すぐに運よく大きな企業に入社することがかないました。
義家族との連絡を怠りがちな夫は、もちろん転職についても義家族に相談した様子はありません。何度かあった入社面接に合格するたび「私がお義母さんに報告しておこうか?」と聞いても、「ちゃんと合格してからでいいよ」「今度帰省するときでいいよ」とあしらわれる始末。そして、帰省後にやっと夫本人から義家族に転職報告が。もちろん義家族はビックリしていましたが、「大きい企業に入れてよかった!」と喜んでくれました。
大きな企業に転職して、わが家の家計も安泰に。新しい職場で働き始めて数年したころ、夫の前職では考えられなかった新築マイホームを検討し始めました。子どもも大きくなり、小学校入学のタイミングはもうすぐそこ。家を建てることを考えれば、できるだけ早く動き始めなくてはなりませんが、いつもギリギリになりがちな私たち夫婦……。「学区を考えなきゃいけないから、それまでにマイホームを!」と大急ぎで動き始めました。
そんなとき、私の実家で「そろそろ家を建てようと思っている」と話すと、母から「向こうのお義母さんお義父さんにも、ちゃんと家のことを前もって相談しないとだめだよ!」「あんたたちはいつも決まってから報告するんだから!」と釘を刺されてしまいました。夫にもすぐに共有しましたが、「帰省したときに話せばいいよ」といつもの調子。「次の帰省のときに絶対話してよ!」とお願いし、いよいよ帰省の日となりました。
私が席を外していたタイミングで新築の件を義母に伝えたようで、夫に首尾を伺うと「酔っていたから、冗談っぽく困る! ってビックリされたけど、多分大丈夫だよ」とのんきな回答。本当に大丈夫なのかふに落ちませんでしたが、「義家族のことに私が首を突っ込むのも違う」と思い、特に私から義母に連絡することもありませんでした。そして、心配しながらもマイホームの検討を進めようとしていた矢先、義父から夫へ呼び出しがあったのです。
呼び出された夫が帰宅し、義父母との話し合いの経緯を聞くと……。やはり義父母としては、子どもたちの中で唯一の息子であった夫が、いずれ地元に帰って来ると思っていたようです。最終的な着地点としては「地元から離れて大きな企業に転職したし、もう仕方がない」となったようですが、終始寂しそうだったという義父母の姿を聞いて胸が痛くなりました。「この家はどうするんだ」「当主は誰が継いでいくんだ」「私たちの介護が必要になったらどうするの」と将来を案じていたようでしたが、夫が田舎に帰るつもりはありません。
夫の考えは変わらないようですし、私も突然義実家に住めと言わると、困惑してしまうのが本音です。ただ、私から転職活動中から義母に少しずつでも共有していれば……。将来のことを義両親に伝えるよう夫にはっぱをかけておけば……。義両親も心の準備ができたのではないかと後悔しました。
そして夫自身、両親との価値観の違いに衝撃を受けてしまったようでぼうぜん自失気味に。急いで進めなくてはと思っていたマイホーム計画は、スタートから暗礁に乗り上げ、今も思うように進んでいません。
私が地域独自の根強い文化や風習がない環境で生まれ育ったことに加えて、夫自身の考え方もあり、令和のこの時代に「田舎の長男に嫁ぐ」ということに対し、あまり深刻に考えていませんでした。しかし、今回のエピソードをきっかけに、やはり結婚とは「家と家」がするものなのだなと痛感。
もちろん、田舎に住むことに抵抗があるからといって、夫の親である義両親と疎遠になりたいわけではありません。必要に応じて助け合える家族でありたいと思いますが、やはり日ごろからの意思疎通が重要なのでしょう。今回の件をきっかけに、夫にも家族へ連絡することの重要性を伝えつつ、私からも義両親にしっかりと情報共有や意思疎通をして、より良い関係を築けるようにしたいと感じました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト/山口がたこ
★関連記事:「なら、あなただけ来なくていい」義実家へ行く頻度がエグい!?夫に相談するも悲しい結末に【体験談】
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
現在40代のオムニウッチーさんの初めての彼は会社の先輩でした。当時のヤバすぎる社内恋愛エピソードを振り返ります。 オムニウッチーさんは「顔が苦手」だからこそ緊張せずに話せていたので...
続きを読む2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と平和に暮らしていました。ある日、大学時代の友人、るりあと偶...
続きを読む2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と平和に暮らしていました。ある日、大学時代の友人、るりあと偶...
続きを読むインスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガ。 アラフィフのおーちゃん宅には、お盆に帰省した娘たちが夜中までスマホをいじっている姿があり...
続きを読む2児の母、のむすんさんが自身や知人の過去の体験談をもとに描いたマンガ。38歳でパート勤めのみなこさんは、夫と小学生の息子と平和に暮らしていました。ある日、大学時代の友人、るりあと偶...
続きを読む50歳を過ぎたころから、更年期により落ち込むことが増え、何ごとにもやる気や気力が薄れていきました。「私はおばさんだから」と自分に壁を作り、新しいことへの …
現在40代のオムニウッチーさんの初めての彼は会社の先輩でした。当時のヤバすぎる社内恋愛エピソードを振り返ります。 相手の第一印象は「苦手な顔だなぁ」。あ …
2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。 エェコさんのお父さんは脳の病気で倒れ、リハビリ院に入院 …
知人が55歳のころの話です。知人には子どもが3人おり、そのうちの2人が1カ月違いで結婚式を挙げました。「やっと子どもたちの結婚式が終わった」とホッとする …
40代になり、食べる量が増えたわけでもないし、体重も変わらないのに、体型が変化したと思うことがありました。30代前半にはいていたジーンズを久しぶりにはい …
私と夫は30代後半。2人とも仕事に子育てに追われる毎日ですが、意外にも私たちの営みは衰えることを知りません。 ★関連記事:「あなたの前世は…」若いころか …
結婚前3Dデザイナーだった夫が過労からパニック障害になりました。当時大阪で勤務していた夫は、ある日東京に出張へ行きました。そこで疲れから意識がなくなりそ …
現在40代のオムニウッチーさんの初めての彼は会社の先輩でした。当時のヤバすぎる社内恋愛エピソードを振り返ります。 オムニウッチーさんは「顔が苦手」だから …