「夜中に体が動かなくなった」46歳で突然の脳出血。退院後、私を悩ませた予想外の症状とは
46歳のときに脳出血を起こして生死の境をさまよいましたが、その後、病院での約4カ月のリハビリ期間を経て自宅で生活できる程度に回復しました。病院を退院し自 …
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30代までは仕事に家事、育児に、常にフルパワーで走り回る毎日。天気なんて体調とは関係ない!と思っていました。もちろん、雨が降れば子どもの送り迎えが大変だとか、靴やバッグが濡れるから嫌だとか、現実的な不愉快はありました。でも、天気によって自分の体調が大きく影響されることになるとは、30代のときは思いもしなかったのです。そんな私が40歳を過ぎたころから、天候に連動して不調になるようになり……。
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30代までは、天候による不調を感じたことはなかった私。職場の後輩が「天候のせいで体調が悪くなる」と言うのを聞いても、「気持ちの問題なんじゃない?」と思っていたくらいでした。
それが、何でも体力で乗り切れた30代を過ぎて40代になったころから、天候が変わると体調も影響を受けていると感じるようになりました。一番つらいのは雨が降る前です。気圧が下がってくるとともに、頭と体が重くなってきます。ひどいときには頭痛だけではなく腹痛や吐き気も。最初は気持ちの問題かとも思いましたが、常に天候と連動して不調になるので、やはり体調が気候に影響を受けていると認めざるを得ませんでした。
週末は寝ていれば済みますが、困るのは平日です。仕事中デスクに向かっていても、頭と体が重いので仕事がまともに進まず、集中力も続きません。後輩の発言を軽んじていた自分を反省しました。
どうしてこんなに天候で体調が悪くなるのかわからず、薬剤師さんに尋ねたこともありました。薬剤師さんの答えは「植物は自然の影響を受けて当たり前ですよね。動物だって同じです。生き物なんだから、天候の影響を受けるのは当たり前のことなんですよ」とのこと。それを聞いて、少し気持ちがラクになったのを覚えています。
そのころ、ネットで「天気痛(気象病)」という言葉を知りました。気圧の変動に耳の奥にある内耳のセンサーが反応して、自律神経に影響を与えることがあるようです。自分はこれなのかもしれない……と、改めてこの体調にちゃんと向き合っていきたいと思いました。
まず最初におこなったのは、気圧をチェックできるアプリをスマホに入れること。不調が事前に予測できることで、心の準備ができます。また、天気が良くても不調を感じた際は、アプリを見ると気圧が下がり始めていたりして、ああやっぱり無理はできないな……と気持ちの上で諦めもつくようになりました。
それでもやはり、アラフィフに近づくにつれ天気痛(気象病)が重くなるのを感じるようになり、具体的に医師に相談してみることにしました。更年期も関係するかと思い、まずは婦人科で相談したところ、自律神経を整える作用のあるプラセンタ注射をすすめられ、毎週必ず打ちにいくようになりました。
また心療内科でも相談したところ、「五苓散(ごれいさん)」という漢方薬を処方してくれました。体内の水分をコントロールして、体が気圧の影響を受けにくくする作用があるのだとか。これも1日3回、欠かさず服用するようにしています。
このプラセンタ注射と漢方薬のダブル対策をしっかりおこなうようにしてから、気圧の影響を少しずつ受けにくくなってきたように感じています。もちろん、体や頭の重さはまだありますが、腹痛や吐き気まで症状が進むことはほとんどなくなりました。かつてひどいときは何もできず寝込んでいたのに、そこまでの日もほぼありません。
私の場合、アラフォーから始まりアラフィフに向けて天気痛(気象病)の症状がひどくなっていきましたが、今のところプラセンタ注射と漢方薬で、症状は少しずつ軽減しつつあります。天気痛(気象病)は正式な病名ではなく、周囲にも「気のせい」と言い聞かせて我慢している人が多いように感じていますが、私の場合は、我慢するより医師に相談することで具体的な対策を取ることができました。
本格的な更年期に入り、さらに体調が揺らぐことが増えると思いますが、少なくとも天気痛(気象病)に対してはしっかり対策をしていることは、私の安心材料になっています。体調のことは我慢せず、これからもどんどん医師を頼っていこうと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)
日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2007年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。「宇都宮スリープセンター」を併設し睡眠医療にも携わる。テレビやラジオなどメディアでも、いろいろなジャンルにおいて医療情報を発信。著書に『専門医が教える鼻と睡眠の深い関係 鼻スッキリで夜ぐっすり』(クロスメディア・パブリッシング)があり、Amazonのカテゴリー7つで1位を獲得。
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