- 2025.07.06
- 高血圧, 慢性腎臓病, eGFR(推算糸球体ろ過量), 血清クレアチニン検査, 尿管結石,
医師「自覚症状が出たときには危険」慢性腎臓病のリスクが高まる女性ホルモン減少と初期サイン
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ある朝起きて、あくびをすると痛みで口が開かない! 少しずつ口を開けて、閉じようとすると「カクッ」と音がし、もしかして、あごが外れているのではないかと心配になる感覚が続きました。口が開けにくいので会話がうまくできず、食事は少しずつ痛みを我慢しながらそしゃくするため、おいしさも感じられない日々。数日後に病院で診断された結果と治療法に驚いた私の体験談を紹介します。
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40歳になるころ、朝目覚めて、ベッドの中で伸びをしながらあくびをすると、いつものように口が大きく開きません。奥歯周辺と耳の下あたりに鈍い痛みを感じ、再度口を開けようとすると、「カクッ」と音がするのです。
このとき私の口の開き具合は、おそらく指が縦に2本入るかどうかという状態。これ以上無理に口を開けようとすると、完全にあごが外れて口を閉じることができなくなるのではないかと恐怖を感じ、一気に目が覚めました。その後、ベッドから起き上がり口をゆすいだのですが、口を開けないことと痛みで、うまくうがいができず、気分的にもすっきりしない一日が始まりました。
その日の朝食は、いつものように大きな口を開けて、おいしく食べることができません。お箸を使ってご飯を口元に運ぶのですが、いつものひと口サイズが大きすぎるのです。恐る恐るいつものように口を開いてみると、またあの「カクッ」という嫌な音と、痛みが……。すぐにスプーンに持ち替えて、少しずつ口に運んで食事をするのですが、いつものようにかめません。
おなかは空いているはずなのに、お茶碗半分の量のご飯も喉を通っていかないのです。その日は仕事があったので、そのまま出勤しました。
出勤後、なんとか話すことはできるのですが、いつもより口が開いていないため声が小さく、同僚からは「どうしたの? 元気ないみたいだけど……」と心配される始末。朝の出来事を話すと、「今日は、お客様からの電話は取らなくてもいいからね!」と言ってくれ、申し訳ない気持ちやありがたい気持ち、いつものように頑張りたい気持ちが入り混じっていました。
しかしよく考えてみれば、この声を聞いたお客様がもしかしたら不快な思いをするかもしれないと思うと、積極的に電話を取らないほうがいいことは明らかでした。この日を含め、次の休日まで残り3日。同僚には申し訳なかったですが、この期間の電話対応はほぼ任せてしまいました。
私はその間、昼休みや終業後に必死で病院探しです。歯は痛くないから歯科ではないような気がするけれど、口の中の症状だから口腔外科? ネットで調べてみると、幸いなことにいつも通っている歯科医院が歯科と口腔外科の治療をしていました。すぐに電話をしてみると私のような症状も診察してくれるということだったので、少し無理を言って私の次の休日に診察の予約を入れてもらいました。診察日当日は、いつもの診察台ではなく歯科医の問診からのスタートでした。
顔全体の視診、あごの触診、開口量測定、X線検査をしてもらい、歯科医から告げられた診断は「顎関節症(がくかんせつしょう:あごが体、口が開かない、あごを動かすと音がするなどの症状が出る病気)」。
私の場合は歯の食いしばりや歯ぎしりが原因の可能性が高く、マウスピースを装着することで顎関節やあご周辺の筋肉への負担を軽減させ、症状を改善していくという治療法でした。荒療治を想像していたので、マウスピースでの治療には驚きと安心した気持ちでいっぱいでした。
なるべく長い時間マウスピースを着けるようにと言われ、仕事中も就寝中も常に装着。最初の数回は、口があまり開かない状態で硬いプラスチックのような素材のマウスピースを歯型に合わせ、しっかりと装着するのに時間がかかりました。食事の際には取り外して水洗いをしケースに収納。コーヒーなどの色の濃い飲み物は控えました。またマウスピースを着けての会話は滑舌が悪く、慣れるまでに数日かかりました。
マウスピースの治療を始めて約2週間後の再診時、以前よりも少しだけ口が開くようになり、やや違和感はあるものの痛みは半分程度に。患部に特に異常もなく、引き続きマウスピース治療を続けます。
そしてさらに2週間後の受診時には、口はさらに開けられるようになっていて、痛みはほとんど感じなくなっていました。歯科医からは順調に回復しているので、マウスピースは就寝時だけでよいといわれ、ほっとしました。
またさらに1カ月後に受診し、歯科医師より「大丈夫でしょう!」と診断をしてもらい、私のマウスピース生活は終了しました。歯の食いしばりや歯ぎしりは、睡眠中に無意識にしていることが多いようです。そしてその原因で最も有力なのはストレスとのことなので、自分なりのストレス発散方法のレパートリーを増やして、食いしばりや歯ぎしりが軽減するようにしていこうと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/川田悟司先生(川田歯科医院院長)
川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。
イラスト/sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)
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