「うちの嫁だから」義母の言葉に夫は笑うだけ。家事に追われ孤立した初帰省、我慢の限界を迎えた私は
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結婚して25年、いつの間にか物が増えて、狭い家がますます狭く感じるようになりました。片付けが苦手だったわけではないのに、気が付くと部屋のあちこちに必要のない物が……。とりあえず目の前から見えなくなるように、クローゼットや引き出しにしまい込んでそのままということが増えてしまったのです。これではいけないと思い、整理整頓を目指そうと決めました。自分に合った片付け方法と出合うまでの体験談です。
★関連記事:物であふれた家に我慢の限界⇒義母の死をきっかけに片付けを始めて得たものは【体験談】

私が小学生のとき、わが家では夏休みや冬休みなどの長期休暇には自分の部屋を徹底的に片付ける日を設けるというのが決まりになっていました。つまり、春、夏、冬と少なくとも年に3回は自分の部屋を大掃除していたことになります。
自分の部屋にあったのは机、たんす、本棚くらいでしたが、それぞれきれいに整理整頓した後の部屋はとても気持ち良く、親にも褒められてうれしかったのを覚えています。学生時代はずっとこの習慣が続き、大学生になっても年に3回の部屋の大規模片付けは継続。なので、自分が特に片付けが苦手だとは思っていませんでした。
私は結婚して家を出るまで実家暮らしだったので、1人暮らしの経験がありません。実家にいるときは親に甘えっぱなしで、自分で片付けるのは自分の部屋だけ。それ以外の部屋の片付けは母の仕事でした。結婚して初めて自分好みのインテリア雑貨、食器、100均で見つけた便利小物などを買いそろえられる楽しさを知ることになりました。
しかし、自分の家を持つうれしさは味わったのですが、同時にどんどん物が増えていく家全体をきれいに片付けて整理整頓することの難しさに直面したのです。

私の実家は一軒家でしたが、結婚して住んだ家はマンションです。どの部屋にも大きな押入れがあった実家と違い、マンションは収納スペースが限られているのが難点。結婚して3年くらい過ぎ、30代になったころには狭いリビングや寝室に物が増え落ち着かず、居心地の悪い家になりつつありました。
当時はとにかく見えないところに隠すべく、限られた収納スペースに物をしまい込むのに必死。結果的にクローゼットの中や食器戸棚、本棚、引き出しなどの中は無秩序に隠されたさまざまな物でぐちゃぐちゃに……。さすがにこれではまずいと思うようになりました。
子どものころとは違い、会社勤めには部屋の片付けをするための年に3回の長期休暇はありません。年末の大掃除が部屋の片付けの最大のチャンスなのですが、お風呂場や換気扇、冷蔵庫の掃除などをするだけでぐったり。外から見えないクローゼットの中や食器戸棚の中などは後回しにしたあげくスルーされることになり、いつまでたってもきれいになりません。結局、30代では満足した整理整頓ができないまま40代に突入したのです。
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