「最後までいけない」夫の自信喪失。夜の生活に訪れた異変…私たち夫婦が乗り越えた試練とは【体験談】
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マッチングアプリをきっかけに、アラフィフで30代の恋人ができた私。アラフォーのころにも恋人はいたのですが、そのときはもちろん避妊は必須だと考え、毎回必ず避妊していました。ですが48歳になった今、果たして避妊は必要なの?という人生初の悩みに直面することに。そんな私の現在進行形の体験談です。
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30代の彼から告白され、付き合うかどうか悩んでいたころ私が彼に告げたのは、「私はもうあなたの子どもを産むことはできないだろう。子どもが欲しいなら9歳も年上の私ではなく、同世代や年下の女性と付き合ったほうが良い」ということでした。
彼はシングルファーザーで、すでに子どもが3人いたので、子どもが欲しくて私と付き合いたいわけではないと何度も言ってくれました。私も、たしかにそうだろうと思い、お互いに今後子どもは望まない前提で彼とのお付き合いをスタートしました。
そこで、はたと気になったのが、果たして私たちに避妊は必要なのかということ。現在48歳の私は、避妊をしなくても自然妊娠をする可能性は低いと考えていました。念のため2人でネットでも調べましたが、45歳を超えると妊娠率は5%以下、48歳だと1%以下という記載も見つけました。しかしその半面、「閉経前までは妊娠の可能性がゼロではない」という記載もあり、すっかり2人で悩んでしまいました。
彼とも話し合い、避妊をしなくても1%以下の妊娠確率という記載が信頼に足るものであるならば、私たちに避妊は必要ではないのでは?とも考えました。もし1%以下の確率を乗り越えて万が一出産に至るような奇跡があれば、それはそれで素晴らしいことではないかともお互いに話しました。
ただ40代後半の妊娠経過が順調に進むことはほぼなく、妊娠継続自体が困難であり、継続できたとしても子どもが障害を持って生まれる確率が高いという記載もあちこちで目にしました。それは果たして幸せな妊娠出産と言えるのかどうかについても、彼とは何度も話し合いました。お互いの見解がすれ違い、喧嘩になったこともありました。
それでも彼が最終的に伝えてくれた気持ちは、「万が一1%の確率で妊娠出産が実現したら、一緒に育てる覚悟をもって迎えたい」というものでした。私にとって彼のその気持ちはとてもうれしいものでしたが、お互いそれぞれに子どもがいて、またさらに新しい子どもを迎えることがどこまで現実的なのか、もっとしっかり考えようと答えたのでした。
これからの避妊をどうしていくかについて2人でいろいろ話し合い、調べていたところで、ミレーナと呼ばれる子宮内避妊システムがあることを思い出しました。これは子宮内膜が薄くなる黄体ホルモンを5年間にわたり放出し続けてくれるので、過多月経や生理痛などにも効果があり、これらの治療目的であれば保険適用が認められているそうです。更年期治療の1つであるホルモン補充療法に併用する形で導入している婦人科もあるとのことで、この治療を受けた友人は、生理が本当にラクになるからおすすめと言っていました。
実際に私は2カ月前に過多月経で婦人科を受診していたので、改めてこのミレーナについて先生に相談したところ、私の症状には治療効果が見込めるだろうとの診断でした。効果が5年間持続するので、私の年齢なら5年後は閉経となると予想され、タイミングも良いだろうとのことでした。
ミレーナ装着のためにはいくつかの検査が必要なのでそれらを済ませて、あとは本当にミレーナを装着するかどうかという段階に今は来ています。ミレーナは生理の終わりごろに装着するのが良いとされているため、あと1カ月の猶予があります。この1カ月、彼とも相談して、自分がどうしたいのか決めていこうと思っています。
まさかアラフィフになって、避妊について悩むことになるとは思いもしませんでした。ですが改めて自分の体や、ひいては今後の人生についても受け身ではなく、能動的に向き合うきっかけになったと思っています。
これから彼とどのような結論を出すかはまだわかりませんが、ミレーナを装着するにしてもしないにしても、ちゃんと考えた上で出す結論であれば、きっと後悔はしないと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
著者:ナカムラ アキノ/40代女性。40歳で再び独身に戻った、バツ2シングルマザー。30代まではボディラインにも肌にも自信あり。40代初期はプロポーションを褒められたり、そこそこモテたりでいい気になっていたが、40代半ばになり加齢の現実を徐々に目の当たりにしている最中。
イラスト/きびのあやとら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)
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