「俺の退職金をどう使おうと勝手だろ!」約束した夫婦の旅行に暗雲…妻が涙の反論をした結果
50代前半の知人Aは、5歳年上の夫と2人暮らし。夫は定年退職を控え、今の職場で働くのも残すところ数年です。ある日、Aがテレビをつけるとハワイを特集する番 …
ウーマンカレンダー woman calendar
その日、友人は結局一睡もできず、朝を迎えました。夫と顔を合わせると涙がこぼれそうになるのをこらえ、仕事に送り出したそうです。
ひとりでいると涙が止まらず、気分転換にと車で海岸沿いを走ることに。「仲良しだと思ってたのに不倫されてみじめだし、もう生きたくないからこのまま海に飛び込もうかな。夫は私がいなくなったらラッキーでしょ」と友人は本気で命を絶つことを考えたそう。
そのとき、急に道路脇から猫が……! 急ブレーキを踏んでわれに返った友人は「あの猫が助けてくれたのかな……」とまた涙がこぼれ、「ダメだ! あいつらの思い通りにはさせない!」と、夫たちと闘う決心がついたのです。
しかし、家に帰るとやはり気持ちは落ち込みます。顔を合わせるのがつらかったため、「体調が悪いから寝るね」とLINEすると、帰宅した夫は心配してくれましたが、「他の女で頭がいっぱいのくせにやさしくしないで」としか思えなかったそう。
そして、その夜も証拠を集めるべく、夫が寝てからLINEアルバムを見ることに。そこには、夫と後輩の仲睦まじい姿があったようで、さすがにそれを見た友人は気持ちが爆発……!
「おい! 起きろよ! なんだよこの写真は!」と、夫に枕を投げつけたたき起こします。夫は尋常ではない妻の様子に「え? 何? どうした?」と状況がつかめません。
「とぼけんなよ。スマホ見たから全部知ってんだよ」と、普段おっとりした友人が豹変して詰め寄ります。怒りが抑えきれず、部屋中のものを夫に投げつけ、部屋はぐちゃぐちゃ。コップをたたきつけ「バカにするな!」と泣きわめきながら飾ってあった結婚式の写真までビリビリに破ったのです。
普段とは違う友人を見た夫は「どうしよう……。待って……」と言い訳を考えている様子。「何が待ってだよ。言っとくけど私は離婚しないから」と、友人は夫のスマホを奪い、後輩に電話をかけたのです。「え! ちょっとやめて」と言う間に、すぐ後輩は電話に出ました。
「残念でした、A(夫)の妻です。あなたたちのやりとり見ました。ねぇ、人の夫に何してんの? 職場にバラされたくなかったらさっさと別れて!」と言い放ったそう。後輩は「本当にごめんなさい。夫さんにはもう関わらないから職場に言うのは……」と、友人に謝ったそうです。夫はただぼうぜんとしていました。
電話を切り「私がこんなことするなんて思わなかったよね? それくらいどうにかなりそうなの。あの女はもう関わらないって。で、あなたはどうするの?」と聞くと、「本当にごめん。妻がいるのに後輩に好きって言われて調子に乗った。こんなに荒れてすごく傷つけたんだってわかった。絶対許してもらえないと思うけど、俺のことを気が済むまで殴ってよ」と言う夫。それを聞いた友人は、「もう二度と不倫なんかするな!」と思いっきりグーパンチしたそうです。
友人夫婦は話し合いを重ねて離婚はせずに、関係修復を頑張っています。不倫のフラッシュバックには、夫もきちんと向き合ってくれているそう。不倫の理由がどうであれ、不倫された側は自ら命を断ちたくなるくらい心に深い傷を負います。不倫は普段おっとりした友人を豹変させてしまうほど、怒りや悲しみに満ちた裏切り行為だと実感しました。今回は、友人が思いとどまってくれて本当によかったと思うばかり……。
今は、どれだけ傷ついても離婚せずに前を向くと決めた友人をサポートしたいと思っています。そして、以前のような仲良し夫婦に戻る日が来ることを願っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
マンガ/へそ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
★関連記事:「不倫は遺伝する!?」自分の父親と同じ過ちに走った夫…がく然とする私に義母がかけた言葉は【体験談】
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
55歳からマンガを描き始めたナランフジコさんによる、熟年夫婦の生活を描いたマンガ。 夫の転勤により愛知県で暮らすフジコさん一家。しかし、夫が実家のある関西への転勤を願い出たのです。...
続きを読む52歳の私は、長く専業主婦として家庭を支えてきましたが、今は姉が社長を務めるエコ関連の会社で働いています。私たち姉妹は節約が当たり前という環境で育ったこともあり、姉は「環境と家計の...
続きを読むある日、左肩に小さなできものができていて「気になるなぁ」と思っていた次の日、そのできものが「ゴルフボールが入っているのか!?」と思うほど腫れてしまいました。そのできものの正体は……...
続きを読む友人の結婚式に招かれたときのことです。久しぶりのフォーマルな場に少し浮かれた私は、「フォーマルすぎず上品に見えるかも」と思い、淡い白みのワンピースを新調しました。ところがその“選択...
続きを読む私は現在35歳。年下の会社員の夫と、幼稚園児の娘と暮らしています。家事と育児をしながらパートにも出ている兼業主婦です。元気に成長している娘に日々癒やされる一方、夫の家事・育児への非...
続きを読む50代前半の知人Aは、5歳年上の夫と2人暮らし。夫は定年退職を控え、今の職場で働くのも残すところ数年です。ある日、Aがテレビをつけるとハワイを特集する番 …
目次 1. いつものように子どもと全力で遊ぶ夫 2. 突然聞こえた夫の叫び声! 3. 自宅で安静にすることになり 4. まとめ 自宅で安静にすることにな …
目次 1. 受診の結果、「粉瘤」と診断され 2. 婦人科で告げられたまさかの診断 2.1. 面倒と思わず受診してよかった 3. 出産直後に腰の激痛! 3 …
目次 1. 義母の入院 2. ジムに通うようになった義母 3. 久しぶりに会ったら 4. まとめ 久しぶりに会ったら 久々に義母に会った日、「あれ? 腕 …
目次 1. 隣の席で感じていた小さな違和感 2. 気持ちを保つために選んだ香り 3. 思わぬ言葉を受けとめた瞬間 4. まとめ 思わぬ言葉を受けとめた瞬 …
目次 1. なぜか私にだけ冷たい先輩 2. その場の空気が変わった瞬間 3. 見てくれている人がいると知った日 4. まとめ 見てくれている人がいると知 …
新しく入ってきた後輩をサポートする役目を任されたとき、私は胸が高鳴っていました。後輩が大好きで面倒を見るのも好きだったため、張り切って「先輩らしさ」を見 …
目次 1. 父のそばにいたかっただけなのに 2. 父がかすかに残した言葉 3. 葬儀後に明らかになった、もう1つの現実 4. 父が抱えていた負債と、兄姉 …