
「化粧がのらない」ってどういう意味だろう?と若いときはずっと思っていました。30代までは、さほど丁寧なスキンケアをせずに過ごしていました。まさか40代に突入した自分にもカサカサ肌がやってきて「化粧がのらない」という言葉を実感する日が来るとは思いもよりませんでした。
私がカサカサ肌と悪戦苦闘している日々の話をしたいと思います。
★関連記事:美容師の指摘にショック!乾燥肌が食生活で改善した方法とは【体験談】
あれ?ファンデーションがのってない!

毎朝、歯を磨くように当たり前にしているお化粧。最近では、未就園児が家にいるので念入りに化粧することはなくなったけれど、ファンデーションとアイブロウ、アイラインだけは日々のルーティンにしていた私。
ある日、いつものようにファンデーションを塗っていると恐ろしいことに気付いたんです。肌についているはずのファンデーションがなんとも不自然に浮いているのです。上から重ねて塗っても、ファンデーションは私の肌になじんでくれません。私のカサついた肌の上でぶ厚くなるだけです。
「まさかこれは、若いときから聞いてきた『化粧がのらない』というものなのか」と驚いたと同時に「私もそんな年になったのか」と妙に納得してしまいました。生理前などに肌のかさつきが気になったこともあったけれど、「化粧がのらない」を実感したのはこの日が初めてでした。
加齢による乾燥のせいで思いっきり笑えない

そういえば最近、季節や状況に関係なく、肌の乾燥が気になるようになっていました。一時的な乾燥ではなく継続的な乾燥肌にファンデーションがなじんでくれなくなったのです。更年期に差しかかり女性ホルモンが減ると、肌の潤いが足りなくなるとママ友が言っていたのを思い出しました。
私も40代、乾燥しているのは年齢のせい。自分の年齢を認めざるを得なくなり悲しい気持ちに。先輩ママ友に聞くと「そんなのみんななるわよねぇ〜。のらないけど塗りたくるからファンデーションの層が割れそうで、思いっきり笑えなくなったわよ。あははは、じゃなくてうふふふってね」と当然のことのように言うのです。
私はこれからのらないファンデーションを無理矢理塗り続ける日々が続くのか、と少し憂うつになりました。そして、顔に塗りたくったファンデーションが割れないようにと、思いっきり笑えなくなってしまいました。諦めてしまっていいのかな? 諦めることが大人になることのなのかしらと自問自答する日々でした。
ところが違う先輩ママ友は大口開けて「わっはっは」と笑っていたのです。どう考えてものらないファンデーションに悩む様子はありません。その大口を開けて笑う先輩ママに「ファンデーションがのらないことってないですか?」と思い切って聞いてみました。「ないよ」とあまりにあっさり答えるので「どんな高い美容液を使っているんですか?」と聞くと「基本の基本を大切にしてるんだよね」と意外な答えが返ってきました。