「鏡を見てがくぜん!」帰宅後に気付いた私のスカートに起きていた衝撃の異変
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右側だけ力が入らないなら、脳梗塞かも……と思いました。もしそうなら、一刻も早く病院に行くべきです。しかし夫は出勤後で、休みだった娘は就寝中。私はまず最寄りの病院に脳外科があることを確認すると、娘を起こして訳を話し、服だけ着替えてタクシーを呼びました。
病院に着き受付で症状を話し、問診票を書こうとしましたがまともな字が書けませんでした。スタッフが血圧を測ると、高すぎて測定不能。慌てて出てきた看護師さんに案内され、応急処置室のベッドに横になりました。
「これからは寝たまま安静に」と告げられ、MRI検査を受けてから急性期患者のための個室に運ばれて点滴につながれました。その後、職場から駆け付けた夫から、脳梗塞で2~3週間は入院になることを聞かされました。私の場合、手術は不要。
しかし、進行性と診断されたため、最初の1週間は歩くことも許されず、安静を余儀なくされました。
その後、心配された病状の進行は見られず、急性期の個室から3人部屋へ、そして一般病棟へと移りました。
入院から約1週間でベッドから離れることが許されると、脳梗塞特有の片まひ(体の左右どちらかにまひが発生する症状)で動きづらくなった右手と右足のリハビリが本格的に始まりました。
お箸さえ持てなかった右手は、日常生活の中で感覚を取り戻していきましたが、大変だったのは歩行です。たった1週間ベッドで過ごしただけなのに、力が入らず立つのも歩くのも不安定。理学療法士の指導で毎日訓練を続け、ようやく車椅子を手放すことができました。
そして入院から丸4週間で退院。右手がやや不器用になったものの、特に目立った障害は残らず、入院前とほぼ変わらない状態で自宅に戻ってこれました。
脳梗塞は再発の恐れもあり、繰り返すほど症状が重くなるともいわれています。私は二度と病院に戻らなくて済むように、毎日血圧を計りつつ塩分や脂っぽいものを控える食事を心掛けることに。その一方で、仕事を詰め込み過ぎないように改め、0時以降の深夜作業をきっぱりやめて、睡眠時間を最低でも6時間は確保するようにしました。
寒い冬は脳梗塞のリスクが高まる季節だそうです。冬は気温差にも気を付けながら暖かく過ごしています。
脳梗塞が怖いのは、ある日突然発症するから。入院中も退院後も、「どうして気付けたの?」と周りからよく聞かれました。たしかに、あの日病院に行くことをためらっていたら、重い後遺症が出ていたかもしれないし、命を落としていたかもしれません。そう考えると、いざというときの判断材料になる予備知識を持っていたことが、不幸中の幸いだったと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/新田正光先生(千葉西総合病院 副院長・循環器内科部長)
1997年秋田大学医学部卒業 循環器内科医、不整脈専門医、心血管インターベンション治療学会専門医としてアブレーション、PCI、両室ペーシング療法や植込型除細動器の手術をおこなっている。その他、総合内科専門医/指導医、救急科専門医、透析専門医、ICLSなどの資格を有し多岐に渡り活躍している。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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