マイペースすぎる夫との引っ越しで四苦八苦!夫婦お互いのルールをアップデートする必要性を実感
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2020年の11月、私は右半身の片まひに気付き、脳梗塞で約1カ月間入院しました。そのときに出会った健康意識が高すぎる70歳の女性。度が過ぎる健康オタクぶりがあだとなり、看護師から厳しく注意されることになった、彼女の残念な結末を紹介します。
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それは私が軽い脳梗塞で入院していたころの話です。急性期の安静が解かれ、一般病棟の4人部屋に移されたとき、隣のベッドにいたのは70歳の小柄な女性でした。
ちょうど私が入院した当日の夕方、仕事帰りに電車内で倒れ救急搬送。くも膜下出血でそのまま入院したそうです。症状が軽かったからか、同室になってすぐに退院許可が出たにもかかわらず、「まだ心配だから帰りたくない」と居残っていました。時々お見舞いに来る娘さんとの会話から察すると、家のことをまったくしないご主人との二人暮らしに不安がある様子。家に帰れば自分がまたすべての家事を担うことになるだろうと彼女は心配していました。
彼女は夜9時の消灯後も、しばらく枕元のライトを点け、カーテンの中でガサゴソと動き回っています。ビニール袋をあさるような音、カリッカリッと何か硬いものをかむような音。同室の患者さんは皆、脳血管の病気であるため、基本的に病院から出される食事のみが許可されています。しかし、彼女は血管に良いからと、大量のナッツを娘さんに差し入れしてもらっていたのです。この日から私はこの女性をナッツさんと命名(笑)。
その他にも、病室を訪れた栄養士に、血管を老化させないために毎日食べているという食品を並べ立て、健康意識が高いことを猛アピール。その栄養士は「とても気を付けているんですね」と思いやりのある対応でしたが、その情熱的な健康志向を誰もが褒めてくれるわけではありませんでした。
そんなナッツさんに、退院を促すためやってきた看護師。ナッツさんはいつものように、「動脈硬化を予防するために、私は毎朝納豆を食べているし、毎晩ナッツを食べるようにしています。きのこは血管をやわらかくするというので、おひたしにして毎日食べているし、それから……」と、延々と話し続けると看護師は、「それ全部、毎日食べてるの?」とひと言。すかさず「一つひとつは健康によい食材で薄味かもしれませんが、食べ過ぎたらカロリーも塩分もとり過ぎです。食生活を見直したほうがいいですね」とキッパリ。
ナッツさんは小さな声で「退院したら気を付けます」と答え、それ以降、健康オタクぶりを披露することはありませんでした。
ナッツさんにとっては少々きつい出来事だったかもしれませんが、私にとってはとても良い勉強になりました。病院食に慣れると、普段の食事がどれだけ量が多く、味が濃いかよくわかります。退院時、担当医から「食事が変わるだけで、退院後は血圧が少し上がるから注意してね」と説明がありましたが、あれから丸3年、気付くと食事の量は徐々に多く、味付けも濃くなっていると感じます。体に良いものをとろうと考える余り、カロリーオーバー・塩分過多になってしまったナッツさんを反面教師にして、もう一度、健康的な食事について見直そうと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/新田正光先生(千葉西総合病院 副院長・循環器内科部長)
1997年秋田大学医学部卒業 循環器内科医、不整脈専門医、心血管インターベンション治療学会専門医としてアブレーション、PCI、両室ペーシング療法や植込型除細動器の手術をおこなっている。その他、総合内科専門医/指導医、救急科専門医、透析専門医、ICLSなどの資格を有し多岐に渡り活躍している。
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