40歳からの「若さの逆転現象!?」ボランティアサークルで見つけた私の居場所【体験談】
40歳を過ぎ、子どもの成長と反比例するかのように老いを感じ始めた私。そんなとき、たまたま見つけた市のボランティアサークルで、まさかの「若いね!」とチヤホ …
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今年5月に出版された9割実話のエッセイ小説『母』が話題の青木さやかさんにインタビューをさせていただきました。3回目の本日は、がんを患った後の不安な心境とその対処法やご自身のパニック症、さらにダイエットに関するお話をお聞きしました。
2003年に「どこ見てんのよ!」の決めゼリフで全国区の人気を博し、以後、バラエティー番組やドラマ、映画、舞台などで活躍中の青木さやかさん。今年5月に、実母との軋轢やがん、ギャンブル依存症、ブレイク当時の秘話、結婚、出産、離婚といった経験を赤裸々に綴った著書『母』を刊行し、話題を呼んでいます。
なかでも注目されたのが、本書で告白された肺腺がんの体験記です。インタビュー3回目の今回は、その後の様子やパニック症の過去、さらに7kgの減量に成功したダイエットについてうかがいました。
★前回:がんをきっかけに自分を見直した。青木さやかさんインタビュー#2「でもという言葉は使わなくなりました」
――病気を患ったことで、新しく見えてきたことはあるのでしょうか?
青木さん 入院中、私は4人部屋にいたので、ほかの方がどのように生活しているのかが見えるというか聞こえてくるんですね。『母』にも書かせていただいたのですが、病状が悪い方の、人への丁寧な関わり方や生活の仕方を知り、「私もこういうふうに最後まで人と接していきたいな」と思うようになりました。人間はいつか死ぬんだけれども、それまでは生きていかないといけないですから。
――死生観にも通じるお言葉ですね。
青木さん 以前、上岡龍太郎さんが「大事なのは死ぬことじゃなくて、生きていかなきゃいけない時間があることだ」という趣旨のことをおっしゃっているのを聞いて、そのとおりだなって思ったんです。病気になったことを嘆いてばかりいることもできませんから、生活とか、性格とか、死ぬまでにやっておきたいこととか、自分の中で見直せるところは見直そうと思いました。私はずっと母のことが嫌いだったのですが、母との仲直りもそのひとつだったように思います。それから、病気よりも不安のほうが怖いと実感しました。
――どんな不安を抱えていたのでしょうか?
青木さん 肺腺がんになって手術を2回受けました。そうすると、「またがんになるかもしれない」という不安がいつも私の中にあるんです。この不安を抱えたまま毎日を暮らすことは、手術後のつらい状況のときよりも苦しいような気がする。不安があるから、誰と何をしていても楽しくない。だから、この不安を消すためにはどうすればいいのかを考えながら生活しているようなところもあります。
――不安を消すための方法というのはあるのでしょうか?
青木さん ひとつは、忙しくするようにしています。暇があるから考えてしまうと思うのですが、でも、考えごとというのはだいたいにおいて、あまりいいことではありませんから。忙しくするために、仕事はもちろん、動物愛護の活動もしています。あとは、自分の可能性を狭めることをやめました。
――それはどういうことなのでしょうか?
青木さん 病気もしたし、この年齢だし、子どももいるしということで、目標がどんどん小さくなっていくのをやめた、ということですね。何かをやりたいと思ったら、やりますし。目の前に来たことに全力で取り組むことで、次の何かが来るのかなって思っているんです。
――エッセイで告白していらっしゃいますが、肺腺がんとも関係があるのでしょうか?
青木さん そういうわけでもないんです。「調子がおかしいな」って思って病院に行って薬をもらって飲んではいたのですが、あえて病名は聞かなかったので。パニック症と知ったのはつい数カ月前なんです。ただ、入院したときにはパニック症の薬を持っていきましたし、当時は睡眠導入剤がないと眠れませんでした。
――現在もお薬を飲まれているのでしょうか?
青木さん 今は飲んでいないです。でも、治ったわけではなくて、私の中にはパニック症の根っこがあると思うんですね。それは私の癖で、こうした癖は誰にでもあるものだと思います。私の場合は余裕がなくなって不安になるとパニック症が出てしまう根っこがあるので、そうならないような生活にして、そうならないような性格にしています。だから私は、どう生きるかがすごく大事だと思っているんです。
――最近、7kgのダイエットに成功されたことが話題になっていますが、どんなダイエットをしたのでしょうか?
青木さん お仕事でタニタ式の食事術と運動に取り組みました。一汁三菜の和食中心の食事と、適度な筋トレをすることと、水分をとることで、3カ月で7kgほど落ちました。
――無理なく続けることができたのでしょうか?
青木さん 私には合っていましたね。病気などで食事制限が必要な人以外には、ベースになる食生活の形としてはとてもいいと思いました。タニタ式の食事術はダイエットとうたっていますが、健康な体づくりに近いもののように思います。
――そんな青木さんですが、ご自身の年齢を感じることはあるのでしょうか?
青木さん 去年あたりから老眼はありますね。でも、見えないものは見なくていいかって思ってます。娘には「ママ、シミができてきたから隠したら?」と言われたりもするのですが、老眼で自分ではよく見えなくなってきたので気持ちがだいぶラクになりました(笑)。
――白髪もあったりするのでしょうか?
青木さん 白髪はすごくあるので、染めています。あと、髪の毛がパサパサになってきたので、1万円くらいする高いシャンプーを使ってみたのですが、パサパサのままでした。物忘れもするのでダブルブッキングをしてしまうこともあります。ほかにも、老化現象はいっぱいあるのですが、でも、明らかに30代後半よりも48歳の今のほうが元気です。
<青木さやかさんプロフィール>
1973年愛知県生まれ。大学卒業後、フリーアナウンサーを経てタレントの道へ。「どこ見てんのよ!」のネタでバラエティー番組で大ブレイク。そのほかドラマ、映画、舞台、エッセイの執筆など幅広く活躍中。著書に9割実話のエッセイ小説『母』(中央公論新社)など。
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