「なんか目が痛い」休日も働きづめの夫が訴えた不調…受診で待っていた驚きの結末とは
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加齢とともに気になってくることの1つである「目の下のたるみ」。目元は顔の中でも印象に残りやすい部分なので、できれば若々しくきれいな目元でいたいところですが、なかなかそうはいかないのが現実……。そんな目の下のたるみに解消方法はあるのでしょうか。積極的に若さを取り戻すリバースエイジングドクターとして活躍されている中村光伸先生にお伺いしました。
監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)
整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)。
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目元がたるんでいると、実年齢よりも老けているように見えますよね。一体どうして目の下はたるんでしまうのでしょうか?
「目の下がたるんでしまう原因の一番は皮膚の老化です。
目の周りの皮膚は薄いのでコラーゲンなどが減りやすく、他の皮膚に比べて弾力を失いやすい傾向にあります。
また加齢によって皮膚を支える筋肉や、皮膚と骨をつなぐ靭帯が緩くなってしまうこともたるみの原因となっています。
他に、眼窩脂肪(がんかしぼう)という眼球をぐるっと囲んでクッションの役割を担う脂肪が、筋肉の衰えなどによる老化で目の下に押し出されてしまうこともあります。
眼窩脂肪の下に下眼窩脂肪(かがんかしぼう)という三角形の脂肪があるのですが、下眼窩脂肪が萎縮してへこんでしまうと、より目の下がたるんで見えてしまうようになります」(中村先生)
なるほど。皮膚や筋肉の老化が主な原因なのですね。
「皮膚や老化だけではなく、骨も加齢によって変化します。
目の周りの骨が斜め下にどんどん広がってしまうことによって、肌が緩んでしまい結果として皮膚がたるむということが起こります。
この4つの要因によって、目の下のたるみが生まれてしまうのです」(中村先生)
目の下がたるむ原因は、以下の4つです。
・皮膚の老化
・眼窩脂肪の突出
・下眼窩脂肪の萎縮
・骨の変化
では、どうすれば目の下のたるみは解消できるのでしょうか。
テレビなどで目の下を切開して脂肪を取り出す手術などが紹介されていますが、顔にメスを入れることを怖いと感じる方は多いのではないでしょうか。目の下のたるみ取りには、「切らない」手術があるのだそう。
「たるみの原因によって、どのような施術をおこなうか異なります。皮膚のたるみや骨の変形に対しては、ヒアルロン酸注入など注射や塗り薬での治療をおこないます。
手術する場合、主な手術方法は4つ。
・目の下の皮膚を切開して余分な眼窩脂肪を摘出し、たるんだ皮膚を切り取る「下眼瞼切開法(かがんけんせっかいほう)」
・目の下の皮膚を切開して、突出した眼窩脂肪を適切な位置に移動させ、へこみや影を目立たなくする「ハムラ法(SOOF法)」
この2つは、いずれも皮膚を切開するので傷痕が残ってしまいます。ダウンタイム(施術後の腫れや内出血が治まるまでの期間)は2〜3週間くらいあり、抜糸しても見た目の違和感がなくなるまでには2、3カ月くらいかかります」(中村先生)
他の方法はどんなものですか?
「残りの2つは皮膚ではなく結膜のほうから施術します。
・結膜(まぶたの裏側から角膜の境目までの白目をおおっている膜)を切開して、ハムラ法と同じく眼窩脂肪を適切な位置に再配置してくぼみを埋める「裏ハムラ法(裏SOOF法)」
・下まぶたを裏側から切開し、眼窩脂肪を取り除く「経結膜脱脂術(けいけつまくだっしじゅつ)」
しかし、裏側から施術する場合、たるんだ皮膚を引っ張ったりすることはできませんので、ある程度皮膚にハリがある状態でなければいけません。
目の下の皮膚を切開するとダウンタイムがありますが、下まぶたの裏側の結膜から切開する場合、ダウンタイムは比較的少ないです。
なぜならば、縫わないからです。縫う必要もないくらいの大きさにしか切開しないので、自然治癒で傷を治すことができます。
結膜側からアプローチするため、皮膚に傷痕も残らずダウンタイムも短いことから、切らない手術とされています」(中村先生)
目の下のたるみに対する手術は4つ。
・下眼瞼切開法
・ハムラ法
・裏ハムラ法
・経結膜脱脂術
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