「味がわからない?」いつもの料理で感じた違和感。更年期の私の体に起きた異変とは
目次 1. いつもの料理なのに味がわからない!? 2. 味覚障害も更年期の症状? 3. 唾液腺のマッサージを習慣に 4. まとめ 唾液腺のマッサージを習 …
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病院を受診し、母は「認知症」と診断されました。もしかして……とは思っていましたが、いざ診断されるとショックでした。医師から母と接するときのアドバイスや「デイサービス」の利用などの説明を受け、家に帰りました。
私は週に2日のみ生け花講師の仕事をしていたこともあり、母のことは自宅で様子を見ることになりました。
ある日、母は転んで足をけがしてしまいました。筋を痛めたようで足の調子が悪くなり、あっという間にほとんど寝たきり状態に……。
介護施設へ入れることも考えましたが、「今まで母に助けてもらってきた恩を、今度は私が返す番だ」と思い、仕事を辞めて自宅介護に踏み切ります。日中は息子も小学校へ行っていることもあり、母との時間に集中できていました。
介護の本を買い、素人ながらに勉強して母の介護に努めました。
しかし、寝たきり状態になったことで、母の認知症の症状はさらに進んでしまいます。約束していないのに「今日は友人とランチに行くから、準備させてくれる?」と、笑顔で頼む母に、私は胸が痛くなりました。
時々幻覚も見え始めた母は、パニックになって叫ぶことも。「母に恩返ししたい」という一心で介護していましたが、息子との時間を十分に取ってあげられないようになってしまいました。そのことが、自宅介護を選択した唯一の後悔です。
息子と話をしていても母がパニックになり叫びだすと、どうしても母を優先しなければなりませんでした。自分の時間は一切なく、息子にも罪悪感を覚えながら介護する日々。
しかし、このときの私は1日を無事に終えることに精一杯で、誰かに頼るという選択肢はありませんでした。
母は認知症が進んでも、私と息子のことは覚えていましたが、友人がお見舞いに家へ訪れても「どなたでしたっけ?」と言うようになりました。友人は母に見えないところで涙を流し、「また来るからね。頑張り過ぎないでね」と私に声をかけてくれて、その後、何度も母の顔を見に来てくれました。
時がたつにつれて、母は夜に徘徊するように。母がどこかへ出て行ってしまわないように、私は睡眠時間も削り、寝ていても休んだ気がしない日々が続きました。
そんなとき、家へ訪れた母の友人が私の様子を見て、「自分の母親だからって全部抱え込まなくていいのよ」と言ってくれたのです。母の友人と話をしたことがきっかけで、施設に入れるのではなく「デイサービス」などを利用してみることにしました。
利用を始めてから、自分が母の介護をできないという罪悪感はありましたが、ヘルパーさんにその日の母の様子を聞いたり声をかけたりしていただいたおかげで、安心して「デイサービス」に頼れるように。息子との時間もでき、自分の心にも余裕ができたように感じました。
母が認知症と診断されてから約6年。最後は自宅で母をみとりました。母が亡くなったときはもちろん悲しかったですが、母と向き合える時間を過ごせてよかったと感じました
約6年間の自宅介護生活、どんどん物忘れが激しくなっていく母の世話がしんどいと感じるときもありました。しかし、母とゆっくり向き合えるいい時間だったなと、今は感じています。そして、「自分の親だから」とひとりで抱え込まずに、誰かに頼ることも大切だと母に教えてもらった気がします。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
取材・文:高橋ゆうみ/30代女性。元保育士のママライター。イヤイヤ期真っただ中の息子と毎日奮闘中。伝わりやすく執筆できるように頑張っている。
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