「デニムにシミが…」初デートで予期せぬ事態。トイレで焦る私を救った女性のやさしさ【体験談】
目次 1. 楽しいはずの初デートで起きた予想外の出来事 2. とっさに声をかけた女性のやさしさに救われた 3. なんとか乗り越えたデートの続き 4. ま …
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耳鼻科からの帰り、仲の良いママ友と偶然出会った私は、耳鼻科での話をしました。「次は脳外科か内科って言うから、何だと思ったら心療内科だったみたい」と笑うと、ママ友はおもむろに「フゲンビョウって知ってる?」と話し始めました。
「フゲンビョウ? 何それ?」と聞いた私にママ友は「夫が源の病って書くんだけど、退職や休暇でずっと家にいる夫の存在や心ない言動がストレスになって、妻が心身に不調を来す病気なんだって。少し前にテレビで見たんだ」と教えてくれました。
夫源病(ふげんびょう)だなんて初めはふざけた名前だと思いましたが、更年期障害のような頭痛・動悸・めまいなどの症状が現れ、時には深刻なうつ状態になる人もいるというのです。
私がこのママ友と気が合うのは、「家庭に無関心でモラハラ気味の夫」という共通の悩みがあるから。夫の耐えがたい言動に愚痴をこぼし、悩みを語り合う戦友のような関係です。
「休みに夫がずっと家にいてストレスが度を超えたのかも。私たち、夫源病予備軍だよ」そう言って体調を気づかってくれるママ友と「お互い気を付けよう」と励まし合い、別れました。
不思議なことにお盆休みが明けた日を境に、めまいはピタッとなくなったのです!
考えられることはただ一つ、長い夏期休暇が終わり、夫がまた出勤するようになったこと。もはや病院に行く必要がなくなったので原因はわからずじまいでしたが、仮に夫源病だったとすると、心当たりはいくらでもありました。
この2~3年だけを振り返っても、息子は大学受験でピリピリしていたし、中学生の娘は友だち関係で悩み、学校を休みがちでした。
私もフリーの仕事をしながらのワンオペで家事と子どもたちのケアをしていたので心身ともにくたくた。そんな家族のピンチにもわれ関せず、高圧的な態度で話し合いにも応じない夫に、私はもう諦めの境地だったことはたしかです。
9連休という逃れきれない状況下で、積もりに積もったやり場のない気持ちが、自覚症状のないまま体調の異変となって現れたと考えれば、納得がいきました。
夫源病を調べると、治療方法は「夫婦でのカウンセリング」や「別居など夫との距離を置くこと」と書いてありました。悲しいかな、私の夫は一緒に困難を乗り越えてくれるタイプではなく、別居も現実的には無理。
そこで私は大学進学で家を出た息子の部屋に寝室を移し、「夫との距離を置く」ことで自分のメンタルヘルスを最優先することにしたのです。
寝室を分けた当初、夫は「当て付けか!」と憤慨していましたが、私は逃げ込める個室を確保することで自分の気持ちや時間を大切にできるようになり、心が驚くほど軽くなりました。もちろん、それ以降、激しいめまいに悩まされることは一度もありません。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
著者:あらた繭子/50代・フリーライター。大学生と高校生の子を持つ。長年の無茶な仕事がたたり、満身創痍の体にムチを打つ毎日。休日のガーデニングと深夜のK-POP動画視聴が趣味。
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※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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