閉経宣告後の出血にドキッ!40代後半の体が教えてくれたこと【体験談】
目次 1. 閉経を受け入れたはずのころ 2. 予想外の出血に心がざわつく 3. 検査結果と予想外の言葉 4. まとめ 検査結果と予想外の言葉 子宮頸がん …
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自分の親や義理の両親についての体験談を紹介します。

父の職場の近くにある病院では処置ができないとのことで、少し遠方の病院に父は搬送されました。搬送先の病院は、私の職場から1時間以上かかることが予想されたため、到着するまでに時間がかかると思い、一度搬送先の病院へ電話をかけることに。
すると、父の担当医から「今、脳出血を起こしている状態です。今すぐ手術をおこなわないと危険な状態なので、手術の同意をいただけないでしょうか」と言われました。私は突然のことに頭が真っ白になりましたが、それ以上今はなすすべがないとのことだったので「手術をお願いします」と伝えました。
その後も私は車内で「手術が成功したとしても元気な父には会えないかもしれない……」などとよからぬことばかりを考えながらも、父の病院へ急ぎました。
病院へ到着し看護師から入院の案内などの説明を聞いていると、手術を終えた父を乗せたストレッチャーが私の前を通りました。父の顔を見ようと近付くと、最後に実家で会ったときとはかけ離れた姿の父が。
父の周りにはたくさんの管があり、頭は包帯で巻かれた状態だったのです。そんな父を目の当たりにし、私の気持ちはずっと落ち着きませんでした。
担当の医師から、高血圧による脳出血を起こしていたことと、出血の範囲が広かったため後遺症が出るかもしれないという説明を受けました。まだ意識は回復しておらず、油断できない状態にあるため、しばらくICU(集中治療室)で様子を見ることに。
そしてICU(集中治療室)での入院から2週間ほどして、病院から「状態が落ち着いているので、本日から普通病棟に移りますね」との連絡がありました。
幸い父は一命を取り留めましたが、右手足の麻痺と言葉が出にくくなる後遺症と向き合う生活になりました。医師の話を聞き、当時父が訴えていた「頭痛」は、高血圧によって体が悲鳴を上げていたサインだったのかもしれないと痛感しています。
離れて暮らしていた間の食生活の乱れが、ここまでの事態を招いてしまったのでしょう。「本人が嫌がるから」と引き下がってしまいましたが、あのときもっと強く受診を勧めていればと、悔やんでも悔やみきれません。
この経験を通じ、家族の健康を守るためには、時には嫌がられても強引に病院へ連れて行く勇気が必要なのだと学びました。今後、家族の体に少しでも異変を感じたときは、遠慮せずに強く受診を勧めようと心に誓いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/新田正光先生(千葉西総合病院 副院長・循環器内科部長)
1997年秋田大学医学部卒業 循環器内科医、不整脈専門医、心血管インターベンション治療学会専門医としてアブレーション、PCI、両室ペーシング療法や植込型除細動器の手術をおこなっている。その他、総合内科専門医/指導医、救急科専門医、透析専門医、ICLSなどの資格を有し多岐に渡り活躍している。
著者:新畑とも/30代女性。元気いっぱいの兄妹に翻弄(ほんろう)されつつも子育てを楽しむママライターです。何事も全力で! をモットーに日々過ごしている。
イラスト/おんたま
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