イラストレーターであり、チアダンスの講師でもあるサトウユカさんによる連載マンガ「44歳チアリーダー!」の最終話。ある日のレッスン後、生徒から思わぬ言葉をかけられて……。
★前回:「全部出しちゃえ!」心にイライラ、モヤモヤがたまったときの解決法は… #44歳チアリーダー 20
44歳チアリーダー最終話

「ユカ先生独自のチアが良い!」と言われて…
レッスン後、生徒のYちゃんとお茶をしていたときに、チアの良いところとはという話になりました。
キビキビしたポンポンダンス、かっこいいヒップホップ、しなやかなジャズダンスと雰囲気の違うジャンルのダンスをすべて踊れるのがチアの良さだね〜などと話していたら、Yちゃんが「チアだけれどチアじゃないみたいな、ユカ先生独自のチアが良いんですよ!」と言ってくれました。
30歳からまったくの初心者で始めた私は「チア界の常識」的なことを知りません。
なので、例えばチアのイベント用の振り付けに芝居みたいな部分を入れたりスローモーションを入れたり、衣装も全員違うものを着てみたり(普通は全員衣装、髪型、メイクまでそろえます)などと、変わったことが好きなのもあり、かなり自由にやっています。
「良いんだろうか?」と思うこともありましたが、常識がないから自由にできるのは、それはそれで良いことなんだ! と思いました。
「ユカ先生独自のチアが良い」というのは、コンプレックスに思っていた部分がチャームポイントに変わったようなうれしい言葉でした。