「妻 離婚」ネットに答えを求めたがあるわけがなく、夫は余計に不安が募り #見えない地獄 8

出張先までほぼ丸1日かけて運転をした夫・勇気。会社が用意したワンルームアパートで少ない荷物を整理し、答えのない疑問を解決しようと必死になっていた。

偶然聞いてしまった、「実際住むってなったら狭いよね、うち子ども3人だし」という妻の電話。男と話していたのではないかと疑心暗鬼になるも、この電話以外に妻の不審な行動は見当たらない。子どもも3人いて忙しいので、浮気している暇もないはずだと……。

ネットに答えを求めてみたがあるはずもなく、余計に不安になった勇気。いつもは飲まないお酒を飲んで、明日の仕事に備えて無理やり寝ることに。

出張先の仕事は忙しく、あれこれ考える暇もなく、むしろ気持ちがラクだった。

そんな中、出張者の歓迎会がおこなわれ、二次会に参加することに。勇気は、車好きという共通点があった1つ下の同僚Aと話が盛り上がり、楽しく話していた。

同僚Aから

「あんまり夢中になり過ぎたら、嫁さんに愛想をつかされますよ！」

と不意に「嫁」をいうワードを聞いて一瞬反応してしまった勇気。出張先の仕事中は忙しく、妻の浮気疑惑を考える暇もなく過ごしていたが、やはり「嫁」と聞くと疑惑が思い起こされてしまった。

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気になることや不安なことあっても、忙しく過ごしているとその間は忘れられて気持ちがラクになることがありますよね。ただ、一度思い起こしてしまうと気になり始めてしまうこともありますね。