「俺、納豆でも踏んだ?」夕食中に顔をしかめた息子。慌てふためきながら靴下を脱いだワケ
子どもや夫のにおいが気になったとき、どんなふうに伝えると良いのでしょうか? 自分の体臭はなかなか気付かないもの。家族だからこそ指摘できることもあります。 …
ウーマンカレンダー woman calendar

現在49歳の私。年齢的なものなのか、夜遅くまで目がさえてしまい、眠れずに困ることが増えていました。まるで寝る直前に濃いコーヒーでも飲んだときのように、「眠いのに眠れない」状態が続いていたのです。眠れないときに私はYouTubeでその日のニュースを見ることが多いのですが、そうすると余計に目がさえてしまうんです。
そんなある日、YouTube上で目にした環境音楽(アンビエントミュージック)とASMR、これが私の睡眠不足を劇的に改善してくれたので、その体験談をお話しします。
環境音楽というのはBGMの一種です。そしてそのなかに、睡眠時に脳をリラックスさせることを目的に作られたものがあり、私が特によく聞くカテゴリーは、「川の音」「波の音」「雨の音」「野鳥の鳴き声が入った森の音」などの自然音楽になります。歌詞や説明などがなく、2~3時間ひたすら自然の音が流れているだけなので、その音楽の状況を想像し、自分がその場所にいることを思い描きながら聞いていると、いつの間にか寝てしまうんです。
私のお気に入りはイヤホンかヘッドホンを使うこと。川のせせらぎが脳に直接届くような不思議な感覚があり、その感覚に身をゆだねていると、そのまま眠りに落ちてしまいます。友人にこの話をすると、「クラシック音楽でも聞けばいいんじゃない?」と言われることがあります。でも、私は子どものころピアノとクラシックバレエを習っていたので、クラシック音楽を聞くと厳しいレッスンを思い出してしまって心が休まらないのです。
ASMRは友人に聞いても、またSNS上で同年代のフォロワーさんに尋ねても知っている人がほとんどいないので、私たちの年代で「ASMR大好き!」という方はそれほど多くないのかもしれません。友人に説明するときは、「(ある特定の)音を聞くことにより脳がリラックスする反応」のことだよと言うようにしていますが、不思議そうな顔をされることも多いです。
環境音楽と似ているのですが、こちらは音楽というより、もう少し突き詰めた音になっています。私が好きでよく聞くものを挙げると、「シャンプーをする音」「パリパリする袋の音」「タイピングの音」「何かを紙で包む音」などです。環境音楽と同様、寝る前にイヤホンかヘッドホンで聞くのですが、自分の好みの音を聞いていると、環境音楽とは少し違い、脳がとろけるような不思議で心地良い感覚を味わうことができました。
ASMRは映像にもこだわる作者が多く、音を聞きながら画面を見ることでその感覚をさらに強く感じられるという人もいるようです。ただ、私は大抵聞きながら早いうちに寝てしまうので、最後まで見た記憶はほとんどありません。それほど、ASMRは眠れなかった私に効果的なものでした。
環境音楽やASMRはもともと脳をリラックスさせるために作られているものだそうです。だからでしょうか、「これはすぐ眠くなりそうだな……」と感じる自分好みの音を探しやすいですし、実際その音を聞くことで眠れるようになりました。たまに新しい番組を探すことがありますが、「これだ!」と感じたものは、すぐにYouTubeライブラリにファイルを作ってその場で保存するようにしています。保存しておくと、短めに作られたものが眠りにつく前に終わってしまったとしても、次に登録しているものが自動再生されるんです。そのため、「眠くなるまでに曲が終わったら嫌だなあ」と心配することなしに、安心して聞き続けることができて便利でした。
今思い返すと、眠れなかったときは、「どうして眠れないんだろう?」「ちゃんと寝ないと明日の仕事に差し障るのに……」といろいろなことを考えてしまっていました。すると、「余計に目が覚める→考える→目が覚める」の繰り返しで、本当に眠れなくなってしまうんです。でも、こうした音を聞いているとなぜか何も考えず、脳も体も寝る準備をすることに集中できる気がします。聞いている最中に段々と体が重くなるのを感じ、そのうち寝てしまっているのが毎回とても不思議です。
よく寝られるようになって改めて感じましたが、熟睡すると、朝起きたときの爽快感がまったく別のものに変わりました。よく眠れなかった日は翌日1日中体のだるさが続くのですが、よく眠れた日は「さあ、今日も1日頑張るぞ!」と快適に起きられるし、仕事や家事に対するやる気や集中力もまるで違ってきます。
不眠は体調に直結するものなので、こうしたものに出合えて本当によかったです。これからも毎日を気持ち良く過ごしていくために、さらに良い睡眠を求めて、より好きな「音」を探していきたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
結婚5年目のころ、注文住宅を建てることにした私たち夫婦。ウキウキと計画を進める中、義母から「老後のために私の部屋をつくって」とリクエストが。突然の要求に戸惑う私と、「そのくらいいい...
続きを読む実家暮らしのまま40歳を迎えた私。フリーランスとして働き、家には生活費も入れ、自分の収入で生計を立てていましたが、結婚して専業主婦になった妹からは、何かと見下されていました。「いつ...
続きを読む私は月7万円弱の年金で暮らしている70代です。ある日、長男夫婦から突然「明日からそちらに引っ越します」との電話が入りました。驚いて「どういうこと?」と聞くと……。 ★関連記事:「マ...
続きを読む出産直後の慌ただしい時期、義父母から思いも寄らない言葉を聞き、胸がざわついた体験があります。 ★関連記事:「義父母よ…どうして!?」クセ強すぎでしょ!義家族の言動に戸惑った瞬間とは...
続きを読む2度目の離婚からそろそろ10年目を迎えるアラフィフ独身の私。息子2人も手がかからなくなり、週末は自分の時間を過ごせることも増えてきました。家族ではなく恋人や友だちと週末を過ごすとい...
続きを読む子どもや夫のにおいが気になったとき、どんなふうに伝えると良いのでしょうか? 自分の体臭はなかなか気付かないもの。家族だからこそ指摘できることもあります。 …
流行の透け感ファッションに挑戦した日。楽しみにしていた外出でしたが、夫からの思わぬひと言で気分が一変し、気まずい時間を過ごすことになりました。 ★関連記 …
感染症の流行期におこなった結婚式。参列者は親族や夫婦の共通の友人のみに絞り、少人数で開催しました。後日、アルバムを開いた瞬間、思いがけない発見がありまし …
引っ越しの準備に対して、夫と私の間に思わぬ温度差がありました。慌ただしい日々を経て、衝突を経験したからこそ気付けたことについてお話しします。 ★関連記事 …
食べることが大好きな夫。ご飯だけでなく、甘い・しょっぱい関係なくお菓子も大好物です。おまけに好き嫌いもあまりありません。それに加え、幼いころに家庭の事情 …
父方の叔父が亡くなり、お通夜に参列したときのことです。成人してからは親戚で集まる機会も減っていたため、久しぶりの再会にどこか懐かしさを覚えていました。葬 …
私は在宅で翻訳の仕事をしている38歳の兼業主婦です。夫は中学2年生の娘・A子ちゃんを育てていたシングルファザー。前妻を病気で亡くしており、再婚にあたって …
40代の後半に差し掛かったころの話です。長年、京都府の郊外にある住宅街にひとりで住んでいたのですが、ご近所トラブルから精神的に不安定になり、兵庫県の某田 …