
40代に入り、歯科でメンテナンスをしてもらう際に確認事項が増えたことがきっかけで、歯周病を気にするようになりました。これから先、自分の歯でしっかりと食事を楽しむため、歯や歯茎についてケアしていこうと思った体験談を紹介します。
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歯医者でのチェック項目が変わった

私は3カ月に一度、歯のメンテナンスのためにクリニックへ通っています。40歳を過ぎてからメンテナンスの項目に、歯周ポケットの深さのチェックが加わるようになりました。歯科衛生士さんからも、「40歳を過ぎてからは歯周病のチェックもしていきますね」と、はっきり伝えられました。
40代から体が変わると母などの年上の人から言われていて覚悟していたのですが、歯についてもこれまで以上に気を付けなければいけないのだなとそのとき思ったのです。
私の通うクリニックでは、歯周病菌の数を測る唾液の検査「サリバテスト」というものをしています。自分の唾液にどれくらいの細菌がいて、どのような影響があるかを定期的に知ることができます。5分間ガムを噛んで唾液を取ります。検査後は一人ひとりに今後の対策を教えてくれます。費用は1回5,000円程度です。
口腔ケアについての話の中で、体のコンディションや食べるものに気を付けることで、唾液の中の細菌の数は変わると教えてもらいました。そして、プラークと呼ばれる歯垢に気を付けるようアドバイスを頂きました。
歯科衛生士に教わったケアを実行

サリバテスト後の面談で、歯科衛生士さんより具体的な指導をいただきました。歯磨きの仕方のほか、使用する歯ブラシにも気を付けることを教わりました。
私は力強く磨いて、歯茎を傷めて治療したことがあり、できるだけ柔らかい歯ブラシを使用しています。柔らかめの歯ブラシは汚れが落ちにくいので、やさしくしっかりと磨かないと、歯周ポケットの汚れも落ちないので、気を付けるようにと言われました。
さらに、仕上げにタフト歯ブラシという、歯周ポケットの掃除用の歯ブラシをするように教えてもらったのです。タフト歯ブラシで掃除してから、普通の歯ブラシで磨くよう言われ、今も実践しています。最後に歯が重なっているところや、磨きにくい奥歯の間はデンタルフロスを使って、1日の汚れを落としています。
そして、マウスウォッシュで口の中を殺菌して終わります。初めのうちは工程が多くて慣れるまで大変でしたが、おこなっていくうちにだんだんと慣れていきました。