仕事人間だった義母が一変、孫にフィーバーに!義母の突然の決断に戸惑う家族
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「フレイル」という言葉をご存じですか? フレイルとは、日本老年学会によれば“将来的に日常生活でサポートが必要な要介護状態になるリスクが高い状態”になることを指します。フレイルを予防するためには、十分なたんぱく質が必要とされていますが、世界でも日本人のたんぱく質摂取量は不足しがちだそうです。それはなぜなのでしょうか。美容専門医として栄養指導もおこなう黒田愛美先生に聞きました。
監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師/東京美容外科沖縄院院長)
美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。
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厚生労働省は、2020年4月に生活習慣病やフレイル予防を目的に、たんぱく質の摂取目標量を引き上げました。その背景にはどんな要素が考えられるのでしょうか?
「栄養外来のクリニックでは、血液検査で体内のたんぱく質の量を調べることができるのですが、8割くらいの患者さんは基準を満たしていません。その理由として
が挙げられると思います。
「欧米人はとにかく肉をたくさん食べます。それに対して日本人は肉を欧米人のようには食べず、特に年を重ねるごとに肉を多く食べられなくなります。
日本のお米がおいしいというのも原因の一つ。また、ランチはそばやうどん、ラーメンやチャーハン、パスタなどで済ませる人が多いのもあるでしょう。糖質中心のメニューが日本人は大好きですから、たんぱく質の量が増えないのです」(黒田先生)。
「一般的に日本をはじめアジア人は胃酸と消化酵素が少なく、腸が長いという特徴があるため、消化能力が高くありません。たんぱく質をたくさんとっているつもりでも、消化・吸収されていない可能性があります」(黒田先生)。
先に挙げたフレイルを予防するには、「栄養」「運動」「社会参加」がポイントとされています。中でも「栄養」では、たんぱく質が重要だといいます。
「筋肉は合成と分解を繰り返していて、合成の材料になるのがたんぱく質です。
たんぱく質は体内でアミノ酸に分解されて体内に取り込まれます。アミノ酸は筋肉を作る以外にも、臓器・免疫機能・酵素・ホルモンの材料として、そして時にエネルギーとしても使われる大事な栄養素です。
たんぱく質が足りないと、体は筋肉を分解してアミノ酸を確保しようとします。つまり、たんぱく質不足は筋力低下を招きやすくなるのです」(黒田先生)。
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