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更年期は、閉経を境に前後5年、10年間を指します。急激な女性ホルモンの低下や不安定な女性ホルモンの分泌から来る更年期症状、その症状が日常生活に支障を来すようになった更年期障害についての体験談を紹介します。

私は40歳を過ぎたころ、体調に変化を感じ始めました。さらに、生理周期が乱れたり、不定愁訴が増えたりして、何かしらの異変を感じました。中年女性特有の病気になったときの治療エピソードをお届けします。
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40歳半ばに近づくにつれ、日常の疲れが取れないことや、体重が増えたのに食欲の減退が続き、自分ではどうしようもないと思いつつ友人に相談したところ、病院への受診を勧められました。勇気を出して受診した結果、「更年期障害」と診断されました。
初めはショックでしたが、医師からの丁寧な説明を受け、現状を受け入れることができました。病名を知ることで、これからの治療法や対処法についての道が開けました。医師によると薬物療法(ホルモン補充療法など)と併せて、ライフスタイルの見直しをおこない、健康への意識を高めていくとのことでした。

治療が始まってからは、定期的に通院する日々が続きました。私の場合、薬物療法は効果的で、症状の改善を感じることができましたが、それでも波がある日々……。体調の変動に苦しいときもありましたが、家族や友人たちの支えと励ましを受けながら、前向きに取り組むことができました。
闘病生活では、食事にも気をつかい、栄養バランスの取れた食事を心掛けました。また、適度な運動を取り入れるようにし、体力を保つことに努めました。初めはつらかった運動も、徐々に慣れてくると心身共に良い変化を感じられました。
そして、仕事や家庭でのサポートは大きな支えになりました。理解ある上司や協力的な同僚に恵まれ、職場復帰も無理なく進めることができました。家族の温かい愛情と日常の支えがあったからこそ、つらい治療期間も乗り越えることができたのです。
経過を重ねるうちに、治療が順調に進んでいることを実感できるようになりました。医師や看護師の尽力にも心から感謝しています。今はまだ治療は続いていますが、希望を持って未来を見つめています。一歩一歩前進し、再び健康な日々を取り戻すために頑張っていきたいと思っています。周囲の支えと自らの意志で、更年期障害を乗り越え、前向きな未来を築いていくことを心に誓っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
取材・文/鈴本由佳
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