知った気になっていた「介護」の実情。今は亡き祖父の介護に携わって得た学びとは【体験談】
学生時代、父方、母方の両方の祖父が介護の必要な状態になりました。そのとき私はちょうど大学2年から3年くらい。実家で生活していましたが、遠方に住む親戚の家 …
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帰宅した夫にどういうことなのかと聞いたところ、「子どもは2人でいいと思っていた」「2人目は不妊治療までしたから、3人目はできないと思っていた」「今以上に自分の自由時間がなくなるのがしんどい」「できればおろして欲しい」と言うではありませんか。
私は開いた口がふさがりませんでした。夫婦で同意して3人目を授かったと思っていたのに、夫はタイミングを計るときには本心を言わず、いざ妊娠したとなると「自分の時間が欲しい」さらには「おろして欲しい」と。「もうこの人とはやっていけない」そう思った私は、実家へ初の家出を決意しました。
夫には「がっかりしました。離婚も考えています」とだけメールを送り、子ども2人を連れて実家での生活をスタートさせました。その後、病院へ受診し胎嚢を確認。心拍はまだ確認できませんでしたが、「この子は自分ひとりで育てる!」と考えていました。
家出後、夫からは「話し合いをしたい」「帰ってきてください」と、簡潔な連絡が来ていましたが、私は無視。すると、4日目に長文のメールが来たのです。
「〇〇の気持ちも考えず、自分の思うままに発言してごめんなさい。でも本心といえば本心でした。俺は今のこの4人での生活が幸せで、お金、時間ともに今の状態がベストと考えています。正直、〇〇がひとりで出かけたときの自分は子ども2人の相手で精いっぱい。これが3人に増えると思うと自信がありません。仕事も忙しく、今以上に家族時間を確保することも難しいです。だけど、自分の言い分ばかりを押し付けてしまったこと、本当に反省しています。話し合いたいです。帰ってきてください」
夫からのメールには、ほかにも「3人目を欲しがっている私の気持ちを知っていたからこそ、自分の気持ちが言えなかった」「仕事でかなり疲弊していて、3人育児を考えると不安しかなかった」など、彼の本心が書かれていました。
たしかに夫の仕事は忙しく、かなりのブラック体質の職場で、辞めてしまおうか……とも考えていた矢先の出来事。疲れていたことには違いありませんでした。私も徐々に冷静さを取り戻し、「話し合いをするか……」と自宅へ戻ることに。
そして、1週間ぶりに夫と対面。土下座で謝罪し、「3人目も大切に育てます」と言う夫に「ひとまず許そうか」と思い、離婚はしないことになりました。
すると翌日、大量に出血……。すぐに病院へ行き、子宮内がからっぽになっているのを確認。流産でした。夫に流産していたことを伝えると、「そうか……」とひと言のみ。とても複雑な心境で、私にどう声をかけていいかわからなかったそうです。とても悲しい結末になりましたが、今はまだ生まれるタイミングではないと、赤ちゃん自ら私のもとを去ったように感じました。
その後、夫とは3人目をどうするのか、話し合いを続けています。夫は今も消極的で、仕事の件もあり不安が強いのだそう。現在、私は36歳。年齢を考えると、3人目の出産はできれば早いうちにというのが本音です。しかし、夫のことは基本的には愛しているので、彼が欲しいと思うタイミングを待とうと今は思っています。
お空へ戻ってしまった、3人目。夫も以前は3人欲しいと言っていたので、いつか会えることを願い、今の家族を大切にしていきたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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