孫から届いた「ばあば、出てきちゃダメ」の震える声。かくれんぼ中の異変から孫を守った私の決断
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夫と高校生の娘と、平穏で楽しく暮らす主婦の私。ある日突然、娘が男友だちを連れてくることに。今までそんなことはなかったので緊張して出迎えると、ビックリ! その子が夫にうり二つで……?
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娘が連れてきた男の子のお友だちは、本当に夫にそっくりでした。違う学校に通っているのですが、共通の知人を介して知り合ったのだとか。娘も、恋愛感情などではなく、むしろ親近感大! と仲良くなったそうです。
あまりに似ているので、すごい偶然! と会社で残業中の夫に写真を送ってみました。私は子宮の病気のため娘の後は出産できなくなってしまったのですが、男の子も欲しがっていた夫はおもしろがると思ったのです。すると、もうすぐ帰ると言っていたはずなのに、「急用が入った」とメッセージを遮断。上司からの呼び出しで、今夜は帰宅できないとだけ書き残していきました。
その日から、夫は消えたのです。何度連絡しても返信がなく、会社に聞いたら退職したと言われてビックリ。義実家でも何もわからないらしく、心配でいても立ってもいられない状況が続きました。
そして数日後。ようやく、夫から「この間から何回も連絡してきて何だ」という返信が来たのです。
「なんで帰ってこないの!?」
「知らん、じゃあな」
「は?」
訳がわからない私。もう家には帰らない、離婚届は出していないけどもう夫婦じゃない、と言い張る夫……。娘も、友だち皆に協力してもらって父の行方を捜すと息巻いていました。それを聞いて、ある種の予感が胸をよぎりました。
「友だちって、お父さんにうり二つのあの男の子も?」と娘に尋ねると、「ううん、あの子は、うちに来た日以来、音信普通になっちゃって……」と言うのです。
音信不通になったというお友だちに、何とかつてをたどって連絡を取ると、やはり予感は的中しました。わが家には週に2日ほど商用で戻らないのが普通だった夫。向こうの家の父親は週2日ほどしかいられない忙しい仕事をしているそう。おまけに、私の娘と仲良くするなと父に禁じられたと言うのです。
追及された夫はついに、16年もの間2つの家で父親をやっていたことを白状。しかし悪びれることはなく、男の子が欲しかった夫は、子どもを産めなくなった私と結婚したことを後悔しているとまで……。
すべてが明るみに出た今、私は、やはりだまされていた相手方の女性とも相談し、一緒に夫へ慰謝料を請求。初めは反発していた夫も、娘と息子とに愛想を尽かされ、両親が肩代わりするからと説得して支払いに応じました。
この一件で2つの家族が同時に父親を失いましたが、むしろ今は両家で仲良くしています。16年も不倫されていたことは正直ショックでしたが、結果として娘が欲しがっていた弟もできました。そう前向きに捉え、皆で力を合わせて生きていこうと思います。
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16年間、父親として両家を行き来していてバレなかったのがある意味すごいかもしれません。父親を失くことになってしまいましたが、相手方も被害者とあり、異例なことに仲良くなれたそうでよかったですね。これから母2人と姉弟で支え合っていけるといいですね。
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