仕事人間だった義母が一変、孫にフィーバーに!義母の突然の決断に戸惑う家族
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ジェットコースターみたいな目まぐるしい体調の変化に直面する40代。絶好調とは言えなくとも、不都合や支障がなくちょうど良く過ごしていきたい。そう思う私の体験と、これからの願望をつづります。
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30代後半、生理前の心の不調に悩まされるようになりました。普段なら言われても何も気にならないことが、生理前になると気になってしまうように……。不安定な心と感情のせいで、時には泣き出してしまうこともしばしば。心のざわつきで、生理が来ることを自覚することが毎月苦痛でした。
毎年検診を受けている婦人科で相談すると、精神科で安定剤を生理前に一時的に処方してもらうか、漢方外来で症状にあった漢方薬を出してもらうのもいいかもと言われました。先生いわくホルモンの乱れから精神的に不安定になっているのかもとのこと。
ピルの服用を勧められましたが、乳がんの検診で観察箇所が見つかっていたため服用ができませんでした。そこで、私は漢方のクリニックへ通うことにしました。クリニックで血の巡りを良くする漢方と、生理前の不安感が強いときに飲む漢方を処方してもらい、数カ月かけて症状は少しずつ改善されていきました。
40代に入ってすぐの一大イベントは、長女の大学進学でした。長女は下宿することが決まっていたので、そのための準備が必要でした。私の仕事が終わると、車に下宿先の荷物を積み、北海道の雪道を運転しフェリー乗り場まで片道190㎞の移動。夜中にフェリーに乗船し翌朝着いたら、下宿先まで荷物を運び入れてまた同じ道をたどって帰るということをしていました。
長女はスポーツをしているため、トレーニングに必要な道具やロードバイクの運び込みを数カ月にかけておこないました。その間にも長女は進学先の都市で大会に出場していたりしたので、引っ越しには時間がかかりました。年明けから春にかけて、こんな感じの怒濤のスケジュールをこなし続けました。
春になり、長女を送り出してホッとしたのもつかの間、次々と私の体調が悪化し始めました。疲れからか、末端の冷えが取れず、よく下痢をするようになりました。さらには、左の耳から後頭部にかけてズキーンと激しい痛みが襲ってきました。
脳神経外科のある病院に駆け込み受けた診断は、「大後頭神経痛(だいこうとうしんけいつう)」でした。処方された三叉神経痛の薬は副作用がひどく出てしまい、服用できませんでした。水を飲み込むことも痛くて、仕事にも行けなくなり、ふさぎ込んでしまうようになりました。
見かねた夫がはりで神経痛がよくなった人がいるからと、鍼灸院(しんきゅういん)へ行くことを勧めてくれました。治療を受けて半日後にはひどい痛みは消えて、翌朝から仕事に行けるようになりました。
その後も予兆があれば鍼灸院へ行きました。服用していた漢方はクリニックの先生にお願いして、五積散という神経痛に効くものに変更しました。漢方を変えると末端の冷えが取れてラクになり、冷えが取れると自然と下痢もよくなりました。
これが更年期なのか、老いなのか……。いや、ただの疲れだと思いたい。そう思う私に、ついに決定的な出来事が起こったのです!
最近まで、スポーツ施設の受付で勤務をしていました。離れた場所で運動をしているお客様を見て、手元のパソコンを操作する作業がありました。ですが、パソコン画面の文字を見ようにも、目のピントがすぐに合わない……。
体が前後に揺れてしまい、ピントを合わせようとする私の姿を見ていた後輩が、「あーやっちゃってますね」と笑っていました。言われるまで自然に体を動かしていて、気が付かなかったのです。
これはもしかして……と思い、眼科へ行くと真面目そうな先生が、「そういうお年ごろ、でもまだ大丈夫なほう」とひと言。
同じ年代の看護師さんは、マスクをしていてもわかるくらいの笑顔で同調するように何度もうなずいていました。真面目な先生の発言に、診察室が笑いにつつまれ、朗らかに「老い」というお年ごろを実感しました。
気になる不調はまず病院へ行き、その時々の体調の変化にあった治療や対処をすることが大事だと感じました。それから居心地の良い友人とお茶しながら、あのときはアレがよかったよと情報交換することも必要なことだと思いました。「アレばっかりだね」と、更年期も老いも笑い飛ばしていきたい。そんなふうに、ちょうどいい40代を過ごしていきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
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